フィギュア塗装にはまった俺の超強力な相棒の話

 昨年はフィギュアを塗りに塗りまくった。初めて「筆が摩耗する」ということを知ったし、面相筆を何本も買い換えた。自分は集中力が長く続くタイプでもないので広い面積を筆で塗るのは大の苦手だったけど、フィギュアなら狭い面積を筆塗りしていくだけなので意外と苦労しなかった。知り合いにも「まさかこんなにフィギュアを塗るようになるとは」と驚かれているし、何より自分が驚いている。
 塗るときに、大事な仕込みが木材や塗料皿にフィギュアを固定すること。持ち手の代わりにするためなんだけど、穴を開けて真鍮線を仕込んだりするのが結構手間。なんとかならないものかな、と練り消しやひっつき虫などをつかっていたけど、足が埋もれてしまったりするのがしっくりこなかった。かといって、しっかりつけないと落ちる。
 そこで何か手はないものかと思って見つけたのが、ナイスタックの両面テープ「超強力タイプ」だ。良く見かける赤と青のパッケージのものと違って、テープそのものに厚みがあるし、あと箱のフチにカッターがついていない。ハサミで切って持ち手になる木材に貼ると1/35スケールくらいだと逆さになっても問題ない。
接地面によっては1/24とか1/20も大丈夫。とにかく便利で気持ちよく塗装に入れる。

 この日はイギリス空軍のパイロット達を石膏っぽくしたくて、タミヤスプレーのイングシニアホワイトを吹くために兵士を並べて乗せて吹きかけた。少し重さを感じさせるこってりとしたホワイトは思った通りの質感で大満足。これをまとめて台座に乗せて寄せ植えのようにまとめるぞ。そして犬だけ茶色塗ったらなんだかとっても可愛い。
 円形の台座に貼り付けることでどこから見ても楽しめるようにしてみたけど非常に楽しい。成型色のままもでもこれは相当楽しい遊びの予感がしています。木をたくさん買っておかないとな……。

 最後に注意なんですが、1/35よりも大きいスケールで直立ポーズではないフィギュアや靴がハイヒールだったり、あるいはレジンキットのような重みのあるものはしっかりと真鍮線で軸打ちした方が間違いないです。私はそういうフィギュアでも塗装中はこの超強力両面テープでやり過ごすことが多いですが、最後の最後トップコートを拭くときは絶対真鍮線で持ち手とフィギュアをつなげます。トップコートで濡れに濡れたフィギュアが「ポロっ」と床や地面に落ちたときの、あの血の気が引く感じを味わうのは私だけでいいので、約束してください!

クリスチ
クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。