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銀座ほろ酔いフェアレディ/アオシマのプラモで楽しむ焼きおにぎり的モデリングの話。

 銀座に用事があって、ウインドーショッピングがてらに和光の斜向かいにある日産のショールーム、「NISSAN CROSSING」へ。レースカーをはじめ、最新の市販車やコンセプトカー、旧車も展示してあって、展示替えのたびにわくわくしながらうひょ~と写真を撮っているわけです。どっこい、今回はいちばん目につくMOTUL AUTECH GT-Rに気を取られていて、2Fにフェアレディ240ZGが展示されていることに気づかなかった。一生の不覚っ!近々、銀座に行ったら絶対見ような……。

 新橋やら有楽町やらをウロウロして、ルーフトップバーでジェームズ・ボンドごっこをして帰ってくると完全にほろ酔い気分。しかし寝るまでにプラモをなんかひとつ完成させたことにしたい。なんという贅沢でズボラな要望だろかっ!と自分で思うけど、そんな折にアオシマの1/32カーモデルがあると最高にありがたいですね。ニッパーとピンセットさえあれば、食卓でロスタイムの缶ビールを飲みながら(まだ飲むのか!?)カーモデルがもりもり出来上がっていくんです。

 ここ、自分で塗り分けたら大変ですよね〜と思いながらシールを貼ってクリアーパーツを重ねれば見事なリアコンビネーションランプに。いや、タミヤの見せてくれる恐ろしい精度、究極的なおもてなしに従ってじっくり塗り上げるのもプラモの最高なありかたのひとつだし、こうやって酔っ払いながらニコニコ作れるイージーな寝る前のプラモ……呑みのシメの焼きおにぎりとでも言いましょうか。いいもんです。

 ベロベロでも説明書は読めるし、パーツの美味しいところに気づくくらいの余裕がこっちにはあります。例えばタイヤハウスの中を覗くと車軸を通す四角い穴が上下2段になっているところなんか、このキットの大トロかもしれません。下側に車軸を通せばちょっと背伸びした印象に。上側に車軸を通せばシャコタンになって、ちょっとした走り屋っぽい佇まいになります。楽ちんな仕様でもこういう選択ポイントを用意してくれるのがアオシマらしくてすごく嬉しい!

 塗料も接着剤も使ってないけど、黄色くてかわいいフェアレディZがちゃんと完成。奥のZGはタミヤの1/24モデルですが、並べてみるとやっぱりどっちもいい。ボディカラーもたくさんの選択肢が用意されていますから、お好きな色のフェアレディZをそっと棚に忍ばせておきましょう。静かな時間のちょっとした夜食で小腹を満たすあの幸福感が、あなたをいつでも待っていてくれます。

からぱたのプロフィール

からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。

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