

これはもう完全に個人的な好みの話なんですけど、240ZのGノーズにはどうしても馴染めない自分がいます。なんでだろうって考えたら、初めて手にしたタミヤのプラモデル(マンションの隣の部屋に住んでいるお兄さんに貰った)が1/12の「フェアレディ 240Z サファリ仕様」だったんですよね。小さいときの自分には組めなかったけど! あれから早幾年、3年前に1/24で発売されたタミヤの「フェアレディ 240ZG」のバリエーションキットとして「1/24 NISSAN フェアレディ 240Z ストリートカスタム」が発売されました。嬉しい!
キットは『湾岸ミッドナイト』に登場する悪魔のZと同じくワタナベホイールを履いて、北米仕様と国内仕様を選んで組めるめっちゃゴージャスな内容。簡単に書きましたけど右ハンドルと左ハンドルどっちでも組めるってけっこう大変なことなんですよ。たとえば。

ダッシュボードに始まり、左右反対に作らなきゃいけないパーツがめっちゃたくさんある。ボンネット開けなきゃわからんでしょ、というポイントまでちゃんと再現してあって、説明書でも逐一「どっちで組むかちゃんと確認しようね!」と指示が入ります。パッと見のパーツ形状がほとんど同じ240ZGと共通のパーツもけっこうあるので、ボーッと組んでいると仕様が混ざってしまってチグハグなことになります!あぶねえ!

追加パーツがほとんど白なので、いつものタミヤのカーモデルのように「なんとなくパーツの色そのままで塗っても実車っぽくなる」というわけには行きませんが、塗り分けのことはとことん考え抜いて作られているのでキャラクターモデルのように「パーツごとに塗ってから最後に全体を組み上げていく」という方法で必ずゴールできます。このへんの設計思想については240ZGのレビューでも書いているのでぜひ読んで!

メッキパーツはウィンドウ周りの細くてシャープなものに加え、北米仕様ならではのバンパーやミラーも付属。ゴム部分の塗り分けがしやすいように別パーツ仕立てになっているのがめっちゃ嬉しいポイント。とにかくマスキングなしで塗り上げられるのがいいんですよねこのキット。2.4リッター直6エンジンには3連キャブレターがくっついて、エアファンネルはアルミ切削パーツ。車高がちょっと下げられたローダウン仕様になっているのもイカすぜ……。

ロングノーズ&ショートデッキで、さらにこの鼻っ面が切り立ったカタチ、ヘッドライトがごつーんと窪んだ意匠になっているのこそ、自分が240Zに出会って「カッコいい!」と思ったポイントなので、その姿をタミヤがまた最新のプラモデルにしてくれたことに興奮しています。願わくば、サファリ仕様も1/24で……と静岡ホビーショーでタミヤのスタッフに伝えたところ「”確実に”とは言えませんが、そこにたどり着けるような設計にはなっています(ニコッ)」とのことだったので、みんなもこのストリートカスタムを買って応援してくれ!なぜなら俺がサファリ仕様にリベンジしたいから……。