

誰よりも速く車を走らせることに魂を惹かれた者たちが繰り広げる狂喜の群像劇、漫画「湾岸ミッドナイト」が今、私の中でアツい。カーチェイスの描写が素晴らしいのです。
アオリで、フカンで、広角で、望遠で、工夫を凝らした様々なアングルで、マンガのコマの中を駆け抜けるフェアレディZ、ポルシェ911、GT-R32などの魅力的なスポーツカー。ダイナミックな擬音と集中線による臨場感。読者である私を一瞬のうちに首都高の彼方へ置いてけぼりにしてしまうスピード感とブッ飛んだ登場人物たち。ファナティック。もっと早く読んどけばよかった。
そして漫画を読み終わる間もなく、気づいた頃には、主人公が駆る「悪魔のZ」と呼ばれるフェアレディZのプラモが家に届いておりましたとさ。

完璧です。とても深い青。プラスチックが若干光を透かしているせいか、透明感があるような。コバルトブルーの桃源郷です。ゴールのビジョンとして、他のパーツを組んでいる傍らにこれがあるだけで、プラモデル製作のモチベーションがグッと上がりますね。



エンジンはシャフトに力を伝え、排気は効果的に行われる。そんな普段あまり見ることの無い車の構造が、プラモデルとして顕現されると嬉しくなるのは何故なんでしょう。

やっぱり何度見ても成型色が最高です。自分でこの色を出すのはなかなか難しそうなので、どうにかして成型色を活かした作り方をしたいですね。どうやって攻略しましょうか。このまま磨いてみようか……このままトップコートを吹いてみようか……くるおしく、身をよじるほど悩ましい……そんな逡巡も、たまには楽しいものです。
