これまでも何度か練習機のプラモの紹介はしてきたんですが、今回紹介するT-6テキサンは未だに「練習機といえばコレ!」っていうイメージが強い機体なんですよねー。なんでだろう?実機が飛んでいるのを見た事があるわけでもないし。
さて、T-6テキサンというとアメリカのノースアメリカン社(合併とかを繰り返し今はボーイング社)で設計、生産され、第二次世界大戦前から連合国軍で使われていたレシプロ練習機です。イギリス連邦ではハーヴァードの名前で呼ばれ、戦後は世界中で練習機として使われました。
っていうか、テキサンってテキサス人って意味だったんだ……テキサスの工場で大量生産されたからこの愛称がついたらしいですね!T-6Gは戦後に飛び回ってた型式。戦争映画でゼロ戦風に改造されて飛び回ってた機体でもあります。そういう点ではお馴染みなのかもねー。
じつはこれ、童友社がホビーボス社製のキットを自社パッケージで販売しているもの。胴体や翼がワンパーツでホビーボスっぽいなあと思ったらホビーボスだった。でも説明書は日本語だしデカールも童友社が新規に起こしているものなのでちょっと安心して作れるぞ。
この瞬間にカタチになるってのは嬉しい限りですよねえ。もちろん胴体や翼を上下左右接着剤で貼り合わせてちょっとずつヒコーキのカタチが見えてくるのもプラモデルの醍醐味ではあります。しかしブワーってパッケージ開けて、ガッて上下をp合わせたらヒコーキのカタチが見えてくるプラモもたまんないもんですね!お酒飲みながらでも間違えずに組めるぞ!(細かなパーツは気を付けよう!)
パーツ数のお陰でヒジョーにサクサクとカタチになります。練習機だけあって複座でキャノピーも視界優先のため、空気抵抗がバリバリありそうな大きさ。直線的でシンプルな主翼形状や頑丈そうな主脚など、奇をてらってないデザインが長く愛された理由でもあるのかなあとも思います。
いちど見れば「あー、テキサンね、わかるわかる」って感じ。子供の頃に乗り物図鑑とかで見た印象がずっと残ってるのかなあと改めて感じたり。今ではファントムにその座を譲っちゃったようですが浜松のエアパークで実物を見たってのも記憶に強い感じありますね!
何か懐かしさを感じるテキサンのプラモ、他のメーカーからもちょいちょいと出ていますが童友社のキットは入手しやすさではオススメでございます!そんじゃまた!
1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。