「美しいプラモの枠」を「優しいプラモ」に染めた夜。タミヤ ドイツ陸軍小火器セット、アメリカ陸軍小火器セット。

▲美しいプラモに優しい色を

夜、自室でプラモの整理をしていました。タミヤの戦車プラモ「ミリタリーミニチュアシリーズ」(以下MM)はここ!と決めた場所に置いています。大好きなので(パッケージデザインが統一されていて一つの場所に集めておくと綺麗でプラモを作る気力が俺は増します)。そんな中ふと目に止まったのが小火器セットです。このプラモはパッケージ構成がまるで図鑑みたいで大好きで常に置いてあります。「いいな〜この佇まい」と言って中を開けたりしていると整理が進まないのは皆さんも一緒ですよね。めちゃくちゃに楽しい時間です。整理ということからの現実逃避。箱を開けるとやっぱりいいんです。このランナー(プラモのパーツが収められている枠をランナーと呼んでいます)。

▲こんなにさまざまなものを装備して人は戦ったのね〜と一目瞭然。両面に異なるイラストがあるダブル表紙のような仕様です
▲整然と武器がランナーに収められているこの佇まいがすごく綺麗だったので
▲ピンクやコーラルブルーで塗ってみました

箱を開けた瞬間、俺の中でこのプラモデルは「ランナーに収まっていることですでに完成している」と感じました。今までこのプラモを「武器」というひとつひとつの要素でしか見ていなかった僕の脳内の中で何かが変わった瞬間です。それはパッケージの図鑑的イラストの魅力を、タミヤがすでにこのランナーで体現していると感じたからでしょう。もはや完成していると感じたら、好きな色で塗りたいなという気分にもなり、ピンクとコーラルブルーという僕の好きな缶スプレーで塗ってみました。するととても優しいプラモに変化しました。色の魔法です。この魔法にかかった瞬間が本当に楽しいのでプラモをみんな好きな色で塗るんだと思います(史実通りに塗っても、それもはもちん自分の好きな色を塗っているわけです。だから色を塗るということは楽しいんですよね)。とても素敵な夜でした。

<a href="/author/fumiteshi/">フミテシ</a>
フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。