

模型店で、ハセガワのいつものホワイトパッケージの横にこういったベージュの帯がついたパッケージがあります。そして「LIMITED EDITION」の文字。店頭でも数多く見られるので、お店の中の普通の景色のひとつになっているこのシリーズですが、実はとっても濃いことをハセガワは行っているのです。

LIMITED EDITIONの名の通り、ハセガワの限定品です。パッケージのタイトルの機体や形式を再現し、より濃いストーリーを持った個別の機体を再現しているプラモデルなのです。

1/48スケールだとこういったパッケージが通常のシリーズになります。白い意匠に色の帯がカッコいいジェット機多めのPTシリーズと、イラストが広がるシブいレシプロ機たちのJTシリーズ。こちらは標準的な塗装で、代表的な機体を表現していることが多いです。

定番と限定のブルーインパルスのT-4を比べてみましょう。同じT-4でも年によって機体のナンバー変更やパイロットの表記が違います。今年見たあのブルーインパルスにこだわりたい! という時は「限定品」を探すと見つかるかもしれません。そのような可能性をプラモ化しているのがLIMITED EDITIONなのです。

T-4の中身は、プラパーツ部分は同じで、説明書とデカールが異なります。プラモ好きの間でははよくこのような商品を「デカール替え」と呼んでいますが、そのデカールが特定の機体を示すわけで、とっても大事なわけです。

なかにはパーツをプラスしてその特定の機体を再現しているものもあります。たとえば「F-15J イーグル “近代化改修機 形態II型”」。こちらはF-15を強化するにあたって、部分的に装備を追加して試験した機体です。ノーズに丸いIRSTが追加されたり、IEWSのアンテナがインテーク側面に追加されています。パッケージでも側面のぽっこりしたディテールが見えますね。

それらを再現するためのパーツがプラスチックで追加されています。ほかにも、アレスティングフックのカバー部を外したところを再現するために、F-15Eのパーツもセットされています。エッチングパーツも付属していて、かなり豪華。レジンキャスト製のパーツや、最近だと3Dプリンターのパーツを追加したものもあって、そういう元のキットとさらに違う場合はパッケージの肩に特別仕様という帯がついています。

実際マニアは気になる実機が出たら、ハセガワの限定品として出るんじゃないかとソワソワしながら情報のアンテナを高めるわけです。私も結構ハセガワの毎月の情報、ニュースレーダーを楽しみにしています。写真はハセガワWebサイトの限定品ページ。F-16CMファイティングファルコン“初飛行50周年記念”がまさにそんな感じのひとつ。

私が飛行教導群にハマったのもハセガワの限定品、緑のF-15DJがきっかけなのです。気になったらゲットしてみて、自分でも調べてみると思ったよりディープな世界が広がっていますよ。言うなればプレミアムバンダイの製品が店頭に並んでいるような状態。いつものパッケージの味変にとどまらない、あなたにズバリの逸品が見つかるかもしれないので、ぜひこまめにチェックしてプラモを楽しんでください。