夏休みに読むプラモの説明書/タミヤの言葉で戦車模型の世界に没入VR!

▲「月はこうこうと滑走路を照らし出していた」。このひと文を読んだたった数秒の時間で、僕たちはMMの世界へと没入

今年の夏は、オリンピックをお家で観戦したり、個人的には以前購入したキットや模型仲間から頂いた物を組み立てて、お家時間を楽しもうと計画していました。どれを製作しようかと整理しておりましたらタミヤの少し古いキットを数点発見。

▲友人から頂いた、タミヤMMのレジェンドプラモ「1/35ミリタリーミニチュアシリーズNo.20「ドイツ・ハノマーク兵員輸送車」」と再会

中でも数年前に知人から頂いた1/35ミリタリーミニチュアシリーズNo.20「ドイツ・ハノマーク兵員輸送車」が目にはいりました。知人から頂く際に「ごめんね、説明書紛失してるけど……」との事でしたが、1/35ミリタリーミニチュアシリーズオールドキットはあまり組み立てた事のない私にとってはとてもうれしくて、有難くご厚意に甘えて頂きました。

今ではタミヤカスタマーやネットで情報が手に入りやすい時代ですが、当時は検索する知識もそれほどなくて、説明書をどうしようかな〜とぼんやり思っていたものです。

▲デザイナーであり日本を代表する戦車モデラーでもある金子辰也氏責任編集によるプラモインストブックと出会う

 そんな時に出会ったのがこの本。大日本絵画「プラモインストブック」No.001~070編です。責任編集は日本において戦車模型の楽しさをずっと伝え続けている偉人・金子辰也さん。タミヤのインストは小説のようなテキストの楽しさと丁寧な図、綺麗なレイアウトが凝縮した素敵な冊子です。それが本となってまとまっており、さらにタミヤインストの楽しさを金子氏が解説してくれます。

▲無くなったハノマークの説明書もこれで問題なし!

 なんといいますか、「説明書の解説本」を組み立てのために使うのですから、良い意味で楽しさ倍増! MMの世界により深く没入できます。

 しかし、当時からですが「タミヤの説明書は小説を読んでいるかのような書き出し」や掲載されている「実車写真」があまりにも魅力的で読み出すと模型製作そっちのけになってしまいます。でも、これを読む時間も貴重な模型制作の一コマなんですよね。「プラモインストブック」はそんな貴重な体験を本としてまとまって体験できるワープ装置とも言えるかもしれません。

 「ブルムベアなんかも買ってたよなぁ……」。発掘作業からの「説明書読書」でどんどん時間が経過していきます(オイオイ。組み立ては?)。でもさ、「作る前にお読みください」と説明書内でアニキが言ってくれてるし、「説明書読書」はプラモの大きな楽しみのひとつですよね。では、これから「プラモインストブック」を活用しハノマーク兵員輸送車を完成させたいと思います。夏の思い出を作るぞ〜。

kanayama
kanayama

1981年生まれ。徳島県にて会社員をしながら模型と自転車を楽しんでいます。