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あなたのプラモデルライフを豊かにする、古道具店の歩きかた。

 まず最初に断っておくと、この記事を読んだとしても、あなたのプラモデルのスキルは向上しない。いっさい、微塵もだ。それでもこれから説明するシーケンスは確実にあなたの模型ライフを一変させる可能性を秘めている。

 まずあなたが向かうべき場所を教える。
 リサイクルショップだ。ブックオフ? セカンドストリート? それでも構わないが、別に今回の目的は中古のプラモデルや玩具を探しに行くわけじゃない。リサイクルショップならどこだって構わない、そう、普段は立ち寄らない様な近所の生活雑貨メインのお店こそ良いかもしれない。

 我々が探すジャンルはそう、食器だ。湯呑、茶碗、大鉢、目的にもよるが和のジャンルを探す事をお薦めする。意外とお手頃な値段のものも多く、選ぶ物には事欠かない。今回購入したのは素朴な模様が特徴の、引き出物らしき夫婦湯呑だ。

 さて器をひとしきり眺めたあと、それを一旦横に置いておく。今回使うのは、木箱の方だ。仕切りがあれば外し、表面に何か書いてあれば削り落とす。そしてお好みの色のニスで塗れば、完成。そして手元に無ければ木箱と同時にお店でサイズの合う風呂敷をふたつ買っておくとなお良いだろう。

 あとはお気に入りのプラモを作るだけ。ていねいに包んで蓋をして風呂敷を巻けば、あなただけの特別な木箱に収まった最高の作品の出来上がりだ。これを自分が持ち歩いている所を想像してほしい。あなただけのプラモデルが、木箱に入って、カバンの中に納まっている。たったそれだけで、街を歩く、電車に乗る、買い物をする。その全ての行動に格別でプリミティブな価値が付加されるのだ。

 普段、プラモデルを持ち歩くことはそう無いかも知れない。だが考えて見てほしい、あなたの通勤途中であったり、食事中、睡眠中、全ての時間、部屋に木箱に納まったプラモデルが存在していると考えると、それだけで人生が豊かになる、輝いてみえる、まず彩度が2つは上がる。


 タッパーやツールボックスももちろん手軽で丈夫だけど、オリジナルのケースをひとつ持つという選択肢はきっと貴方の模型ライフを豊かにしてくれるはずだ。ついでに買った食器も普段使いしてみれば、それもまた楽し。ちなみに出先で展示する際は、蓋を台座にするとお手軽に飾れることも追記しておく。

大伝太/おおでんたのプロフィール

大伝太/おおでんた

1984年産まれのSDガンダム世代。
子育てしながら改造したり、小説を書いたり。

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