花金だ!仕事帰りに買うプラモ。/タミヤのレジェンドアニキからの呼び出し。「1/35 ドイツ陸軍 IV号戦車 D型」

▲「今が俺たちに触れる時じゃないかい? ボーイ」「先輩! お疲れ様です!!」

 フミテシが独断と偏見で週末が楽しくなっちゃうプラモをお届けする「花金プラモ」。今週は模型店に行ったら目が合ってしまったレジェンドパイセンです。まさに河原に呼び出しを食らった感じですね。タミヤミリタリーミニチュアシリーズの名作であり、『ガルパン』での大活躍で“戦車界のRX-78″になったドイツ陸軍 IV号戦車D型です。

 なぜ今かって? それは2021年7月に最新キット「IV号戦車G型」が出るからだぜ! その前に大先輩に挨拶に行くってのも悪くないんじゃないかな? 

▲パーフェクトパッケージイラスト。かっこよさ爆発です。3人のアニキはキットのパーツでもご機嫌です

 1977年に発売されたタミヤのIV号D型。そのレジェンドの風格は未だ健在。正直俺は「この前F型組んでピッチピチのIV号と遊んだし、おじさんIV号はなぁ〜」なんてこのキットを見下していました。久しぶりにD型を組んで、F型と並べた時、マジフライング土下座。素直にかっこいい、そしてすぐ形になる。細部云々を言い出したらもちろん色々あるのでしょう。しかし2両を並べた時、僕はニヤニヤが止まらなかったです。

▲左が2020年に発売されたIV号F型。右がIV号D型。どちらも刺身での存在感がすごい! 

 IV号D型のキットは、ひとつで3つの味を持っているのも特徴です。そして、その味を楽しみながら選択できる様にIV号D型初期型、IV号D型後期型、IV号D型アフリカ型のイラストとポイントを押さえた解説がインストに収録されています。模型の楽しさが加速しますね〜。

 後に様々なメーカーから発売されるIV号戦車プラモのパーツ分割の基本ともなる構成が詰め込まれたランナー。パーツ数は決して少なくありません。もともと転輪も多い戦車ですので、足回りのパーツ数も多いです。

▲とにかくおしゃれ! 開戦時のベレー帽姿にヘッドフォン。そしてコードもピシッと成型されています。MMを代表するレジェンドスター。スターにしきのです
▲スターの相方。とにかく目つきが悪い! 目を合わせたら一触即発!

 全員がっしりとして、顔つきも精悍。変なこと言ったらビンタされそうなアニキたち。戦車に乗せると、IV号戦車D型がさらに強そうに見えてくるスーパーなパーツです。そして今の塗料と仕上げの方法でぜひ塗ってみたいと思えるアニキたち。

▲1977年当時にこの景色を机の上で見た僕たちの先輩は感動したと思います。だって今でも心震えるほどかっこいいから
▲履帯は焼き留めするベルトタイプ。でも今は接着剤も進化し「セメダインPPX」を使えばすんなり接着可能。ベルト履帯ってすぐ形になるから大好きです。転輪にもポリキャップが入っているから塗装時に取り外しできます
▲昔のキットの焼き留めタイプのベルト履帯にはこの接着剤でOK!

 パーツが合わないなんてこともないし、出来上がった姿はどう見てもかっこいいIV号戦車。しかも値段は税抜き2500円。これだけナイスな先輩が前線をつっぱしてきたこともあり、先輩のテイストとオーラを持った短砲身IV号戦車が2020年に「IV号戦車F型」として誕生。タミヤの戦車模型のカッコ良いテイストが引き継がれていることを指先と目で体感できます。7月に最新キットIV号戦車G型が出ますので、ぜひこの機会にタミヤIV号戦車シリーズのレジェンドキット「IV号戦車D型」を楽しんでみてください。それでは!!

<a href="/author/fumiteshi/">フミテシ</a>
フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。