

バイクの免許を取った時に知ったのは「手を動かしてみないと分からないことってたくさんあるんだ」ということでした。トランスミッションもエンジンもその仕組みは大学で勉強して知っているが、アクセルを開けた時のあの加速感は実際にバイクに乗ってみないと分からない。
もう免許を取って一年になりますが、なかなか貯金が出来なくてバイクはまだ買えてません。「そういえばバイクのプラモデルも買ったことないな」と思い、買ってきたのがタミヤのドゥカティ916。映画『マトリックス リローデッド』の劇中、高速道路を爆走するシーンでドゥカティ996が出ていたのが印象的で、似たようなスタイルのコレを選びました。
いままで作ってきた車や戦車のプラモデルと比べて、意外とパーツ数が少ないなという印象。ビニールパイプや極小ネジなんかもついてて、高価なプラモデルを組み立てるみたいな雰囲気があります。別に特段高価なプラモデルではないんですけど……。

組み上げていくと、めちゃくちゃ精密なエンジンまわりがどんどん出来上がっていきますが、最終的にカウルで見えなくなります。でもこのなんにも見えなくなるカウルが大事な気がします。映画を観ててもよく分からないカウルの中のエンジンの形やビニールパイプがどこに繋がってるのか、まさに手に取るようにわかる。コレも実際に手を動かしてみるからわかること。

マトリックス仕様にするためにカウルをダークグリーンに塗ります。そのほかはライト類を赤とオレンジのマッキーで塗り分けて、ハンドルだけシタデルカラーの「ABBADON BLACK」を筆で塗っておきました。


説明書にすごくいいことが書いてあります。「細かな塗り分けでモデルの実感を高めて下さい」と。
「実感」というのがすごくいいですね。私は、プラモデルを作る時に、なんとなく全部塗るんじゃなくて、どうしても塗りたいとこだけ塗るということがあります。そうすると、自分はこのモチーフのどの部分に注目して、魅力を感じているのか考えさせられる気がしてます。私にとっては、カウルがダークグリーンなこと、ライトが赤とオレンジになってること、そしてハンドルが黒いことがマトリックスに出てきた「あのバイク」の実感を得るためのポイントのようです。これも手を動かして色を塗ってみたから分かること。