

戦車にとっては、地雷とか対戦車砲とか対戦車ライフルも手ごわいのですが、普通の戦車では反撃も回避も難しい敵が「航空機」です。航空機の脅威は第二次世界大戦中に急速に大きくなり、この天敵に対抗するために戦車側も対空戦車や対空自走砲で対抗しました。ドイツには、いくつか対空用の戦車や自走砲があります。対空戦車として開発されたものはなく、既存の戦車の車体がベースとなりました。ドイツ戦車の中でもたくさん生産されたIV号戦車をベースにしたものの1つが、この「メーベルワーゲン」です。

第二次大戦のドイツでは37mmという口径(銃弾の直径)は、広く使われており、例えば海軍の戦艦ビスマルクにも37mm対空砲が装備されています。


このメーベルワーゲンの対空機関砲は、元々は単発式の対空砲だったのを連射できるように改良したものです。ものすごく大雑把に分類をすると「連射」が出来るのが「機関砲」、一発づつ発射するのが「砲」です。ではキットの中身を見ていきましょう。

メーベルワーゲンと普通のIV号戦車では大きく車体上部が大きく異なるのもあって、新規パーツになっています。普通のIV号戦車ではダイキャ ストシャーシだったのですが、このメーベルワーゲンでは通常のプラスチックになっています。という事は、シャーシと他のパーツの接着は瞬間接着剤ではなく、プラ用の流し込み接着剤でホイホイと接着できます。












秀逸なのが、この上を向いたフィギュア。もちろんメーベルワーゲンの機銃の射撃は一人ではできないですし、射撃状態のフィギュアもないのですが、この上空を見ているフィギュアを一緒に並べる事で、より時間的、空間的に楽しめます。陸戦の王者戦車が常に空に怯える様子に思いをはせる事ができます。空の脅威に立ち向かうメーベルワーゲンをぜひその手で組んでください。


