「ダルマの目」を入れて感じた、僕らがプレイステーションのプラモデルを組む理由。

 バンダイの「BEST HIT CHRONICLE」というシリーズから初代プレイステーション(SCPH-1000)のプラモデルが発売されています。初代プレイステーションの発売は1994年で、3Dグラフィックに強い家庭用ゲームハード機として高いシェアを誇っていた。そんなアイツが2020年、プラモデルになって市場へ再び舞い戻った!スケールは2/5。ゴブンノニ……、分母が5なのはいいけど、分子が1じゃない縮尺って新鮮じゃない?

▲お馴染み Play Station のロゴもガッツリ刻印されていてテンションが上がる!
▲本体を所有していたユーザーなら「あっ」と気付くディスクを読み取る機構
▲モールドがビッシリ入った内部基盤はなんとワンパーツ!

 初代プレステの実機は今や中古ショップに並ぶようになり、「ホンモノ」を格安で手に入れる事が出来ますが、やはりユーザーに遊び倒された姿は汚れていたり若干色あせていたりと、ボロボロな外見のものが多いです。うちの実家のも日に焼けて少し黄色かったような。

 しかし新たにプラモデルとして生まれ変わることによって、今では珍しい新品同様のピカピカの本体を見る事が出来るのです!しかも自分の手でビルドできる面白さ付きだ。

▲パズルのようにドシドシと本体の中にパーツを盛っていきます。

 本体下部を皿のようにして、緑色の内部基盤や電源基盤(黄土色のパーツ)、ディスクを読み取るパーツなどを取り付けていきます。一見難しそうですが、ほとんどの部分は1~3パーツ程度の数ですし、説明書も分かりやすいので、必要なパーツをランナーから切り出してどんどん取り付けていくだけでございます。

▲ここまで作れたら指でボタンをなぞってごらん。知ってる触り心地しませんか?

 組み立てているものがスポーツカーや戦車でもない家庭用ゲーム機なので、かなり新しい感覚です。既製品ではなく自分の手で組み立てているというフェーズも挟んでいるので、まるで発明家にでもなったかのような気持ち良さがあります。

▲本体が出来たらメモリーカードとコントローラーを差し込もう!気持ちヨシ!

 地味に感動したポイントなのですが、右端の「OPEN」ボタンを押すとフタがパカっと開くギミック付きです。凄くない?最後に付属のディスクをセットして完成だ!

 俺のプレイステーションが完成しました。ウヒョー、まるで新品のようです!本体のサラサラしたマットな質感が本物そっくりです。

 本体後ろには接続端子がしっかり揃っています。キットに付属している端子の名称などを表すドライデカールを貼りつけると、一気に本物そっくりな雰囲気に変わりました。

 接続端子はシルバーの成形色でワンパーツ。この背面にバンダイスピリッツさんからのメッセージが隠れているような気がします。まるで「ここがダルマの目ですよ!」って言っているかのように。

▲接続端子の3色ケーブルは塗らざるを得ない

 音声出力右(赤)、左(白)、映像出力(黄色)を面相筆でチョイチョイと塗って、銀で軽くフチを塗ってやると、この3色ケーブルが使われていた時代の事をブワァー!っと溢れ出しました。プレイステーションだけではありません。様々な映像機器に広く使われていたRCA端子。私、RCA端子を塗ることができるプラモデルなんて初めて出会いました。

 このプラモデルの一番美味しいところは、恐らくこの接続端子群の部分塗装です。プレステに興奮していたあの感覚、機械の匂いが蘇ってくるはずです。さあ、この先は君の目で確かめてくれ!

ミハイル
ミハイル

福島県出身 1990年生まれ 模型を楽しんでいます マスキングが苦手 下のリンクの『火星深青』でブログを執筆していますので、模型に興味がある方は是非見に来てください。