“100番”目前!! 「タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズ」を楽しむなら、今でしょ!!

▲第二次世界大戦の車輌だけでなく、現用戦車も着々と立体化されてきてまっせ

 シャーシはダイキャストでしょ? その思考で止まっているあなたはもったいない! もう昨今のキットのほとんどがプラ製だよ! フィギュアも3Dスキャンを使用したバキバキのかっこいいプラモが入ってます! そして、次のアイテムで記念すべきシリーズ「100」!!! それがタミヤの超楽しい戦車模型「1/48 ミリタリーミニチュアシリーズ」です!!!!(以下 1/48MM)

▲成型色もグレー一色ではないので、組んだだけでも十分楽しいぜ!

めでたいめでたい。そしてこれを機にぜひ「今のタミヤの戦車模型」で抜群に面白い「1/48 ミリタリーミニチュアシリーズ」を組んで欲しいです! パーツの細分化・解像度を追いかけてより精巧な模型へと進化していこうとしている「1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ」とは異なる戦車模型の門が開かれています。僕は本当にこの1/48シリーズが大好きなので今日はとことん勝手にPRしちゃうぞ!

 ■「シャーシ」の話は卒業しようぜ!

▲ダイキャストでも瞬間接着剤を使えばなんともないんで、手を動かすか動かさないかの差でござるよ。殿。サーフェイサーまで吹かれているから飛脚のような速さで塗れるで候。見えないところはいつもこんなの感じなのがそれがしの模型じゃよ。殿

 ぜった〜〜〜〜〜いにタミヤ1/48MM作らない勢が言ってくる言葉No.1が「シャーシがダイキャスト」です。言われても沢尻エリカばりに「別に」と言って、1/48MM誕生期のキットには瞬間接着剤を使いましょう。nippperアニキは接着剤のパスポートを手に入れてますからね。そしてさらに最近のキットはこうなっています。

▲最新キットのT-34-85のシャーシ。プラ製で、重量感を足したい人は重りを入れられる設計になっています

1/48スケールの戦車は手のひらサイズ。そのサイズ感でも戦車の重量感を体感して欲しいということでダイキャストシャーシが採用されました。しかし昨今発売されたキットではプラ製に重りを入れるものに変わり、プラ用接着剤だけでも組み立てることができます。1/700の艦船模型のようなスタイルです。重りは好み。重りだけに僕はお守りとして入れてます。ずっしり感がいいんですよ。実際に手に持ってみないとわからない感覚ですが、そんな感覚を模型に宿せるのもいいじゃないですか。

▲手のひらに収まるのになんだかずっしり……これがいいんですよ

 ■「土日にさくっと組み上がる」には理由がある

▲見えなくなるところは作ってません! このチャーチルの上部履帯は車体で隠れます。この割り切りで組みやすさが抜群にアップ!
▲ブレンガンキャリアーの足回り。パーツを細かく分割するのではなく、一体成型できる部分は積極的にやってきます。ディテールも損なうことなく、組みやすさもあげることができるタミヤの知恵をバクバク味わえます

 1/48MMはサイズ感からもコレクションに最適! そしてそのコレクション性をさらに高めているのが「組み立てやすさ」です。やみくもにパーツを細かくするのではなく、ワンパーツの中に様々なディテールを詰め込み、成型しているのでその分手数少なく組むことができます。またランナーにおさまっている状態でみてもそのようなパーツはキャッチーで、作る前のワクワク感を増大させてくれます。特にここ最近の1/48MMの割り切り方は素晴らしいです。シリーズNo.94のチャーチルは感動の連続なので、ぜひ作ってみて欲しい1/48MMです。

■最新アイテムでバキバキのアニキとディテールを堪能だ!

1/48MMの登場は2003年。まだまだタミヤの中ではヤングなシリーズで、どのキットでもシャープな成型&カチッと合う組み味を楽しめます。小さな模型に解像度の高いモールドが施されているので、その凝縮感が僕たちの目を楽しませてくれます。そして先ほども言いましたが、その解像度はパーツを分けるのではなくワンパーツに彫り込んで表現されます。また1/35MMシリーズと並行してこちらの1/48MMでも3Dスキャン技術を応用したフィギュアがセットされています。中には1/35MMでも好評だったものを、1/48サイズでもかっこよく見えるように調整した上でサイズダウンしているものもあります。

また昨今の1/48MMフィギュアは、汎用性あるものをあえて外し、車両とセットで送り出されるものが多いです。歩兵セットのようなフィギュアセットもシリーズ開始のものばかりで最新版はありません。車両との一体感を考えた、誇張して言うならまさに専用ともいえる(もちろん同じ軍同士でコンバートはできますよ)一体感を生み出してきます。単体で見ると「このポーズなんだろう?」って思うものが車両と合体することで「うわ〜〜〜かっけ〜〜!」ってなりますよ。造形だけでなくどうすればさらに車両を引き立てる要素になるのか、はたまた車両を凌駕しフィギュアが主役にもなれるんだぞというコンセプトがみえるのが1/48MM戦車アニキの良いところだと思っています。

▲38(t)のドイツ戦車兵フィギュア。小さいのにこんなに表情もしっかりしています。染め塗りにもってこいの造形です
▲イギリス陸軍 7トン4輪装甲車 Mk.IVのアニキは絶品です。車両から身を乗り出している感じが最高で、このフィギュアだけで模型全体に躍動感が生まれています。戦場を駆けている感じがしますよね

■コンパクトサイズだから、同じ国、同じ色の車両を複数同時に作って遊べます!

▲自衛隊の最新車両コンビである16式(左)、10式(右)
▲第二次世界大戦を代表するソビエト戦車、T-34-85(手前)とJS-2(奥)
▲机の上に2両置いても大丈夫なサイズ感だよ

 サクサク組み上がる、サイズもコンパクト! なのでお仲間車両や同じ色のものは同時進行で作ることもできます。複雑な迷彩塗装が施された車両は少し時間がかかるかもしれませんが、上のソビエト戦車のようにロシアングリーン単色なら1日で基本塗装終わっちゃいます! 週末で2両一気に完成しちゃうなんてことも可能です。

▲元から成型色が緑だから組み立てるだけでも最高。2両一気にコレクションできたぜ!

■最新フォーマットで戦車模型をもっとコレクションしてみたいと言う思いを叶えてくれた「1/48MM」

 戦車模型を楽しむようになってから、1/35タミヤMMをわんさか作りました。そしてMMの古い時代のキットと同じ車輌を昨今の成型で発売している海外製キットも色々作ってきました。

 細分化されたパーツ、実車さながらのアクション機構など、まさに要素がてんこ盛りでひとつひとつのキットのウェイトがとっても重いものが増えてきたなと感じてきたんです。少し疲れたな〜と思っている時にふと目に入ったのがこの「1/48MM」でした。僕は超1/35主義者だったので、それまで全く見向きもしなかったのです。それこそ「ダイキャストでしょ?」「チープなのかな?」とか1/48ネガティブアニキの代表ともいえる性格の悪さでした。

▲1/48MMへの扉を開いてくれた最高のキット「ドイツ 8輪重装甲車 Sd.Kfz.232」

 初めて作ったのがドイツ軍の8輪装甲車。「戦車じゃない車両をさくっと組んでみたいな」と手にして、組んでみたらあれよあれよと形になる。しかも全然チープじゃない! 8輪装甲車はダイキャストシャーシじゃない!など僕のイメージしていた1/48MMは全てが嘘の塊でした。もうなんでこんなに面白い戦車模型を手にしてこなかったんだと後悔先に立たずアニキ。これをきっかけに1/35、1/48とスケール表記にこだわることなくいろんな戦車模型を手にできる自分を獲得することができました。

▲この鋳造表現のかっこよさ。手のひらサイズでも味わえます

 現在発売中の最新キット「T-34-85」がシリーズNo.99。第二次世界大戦を代表する車両を今のタミヤの成型精度で楽しめるのもこの1/48MMの魅力です。最新の「T-34-85」から作ってみても良いですし、かっこいいなぁ〜と思ったものから手にとっても良いと思います。どのキットもピチピチですから。戦車模型に対して凝り固まっていた自分が、1/48MMと出会えたことでさらに戦車模型って面白いな〜と思うことができるようになりました。ぜひシリーズNo.100を間も無く迎える「タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズ」で戦車模型を楽しんでみてください。

▲シリーズ最新作「1/48 ソビエト中戦車 T-34-85」
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フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。