手のひらにポルシェを/持ってみて初めて分かる、プラモのサイズの話。

 手に収まる大きさがちょうど良くて、iPhoneSEを気に入って使ってました。気に入ってたんですが、その後やむなくiPhone11に買い換えることに。ちょっと大きいなと思うこともありますが、機能面で見るとこのスマホも悪くはない。それでもたまに、あの絶妙なサイズが恋しくなります。

 スマホにおいて、大きさと機能はトレードオフになりがちです。小さいと持ち運びに便利ですが、大きいとその分だけ中にスペースがあるわけですから、バッテリーを大きくしたり、カメラのレンズを大きくしたりできる。それに、動画を観たり写真を見たりするときは画面は大きい方が見やすい。

 プラモデルにおいても同じようなことが言えます。大きいプラモデルの方が小さいプラモデルよりも細かいところの表現がされていることが多い。車だったらエンジンの部品が細かく分かれていたり、ドアが開くようになっていたりする。ただ、大きいプラモデルはそんなに種類が出ていません。

 カーモデルでは1/24がもっともポピュラーなスケールです。1/12になると結構場所をとるが、1/24なら机の上に飾っていてもそんなに邪魔じゃない。なおかつ細かい部分もキッチリ表現されている1/24スケールは大きさと機能のいいとこ取りだなぁと思ってました。

 この間買ってきたマイクロエースのポルシェ911。実はこれ1/32スケールなんです。私は初代ポルシェ911いわゆるナローポルシェというものが好きでこのプラモデルを買ったのですが、正直微妙なスケールだなと思いました。ところが作ってみるとこの手のひらに収まるサイズ感がすごくいい。あのiPhoneSEのように手になじみ、胸ポケットに入るようなサイズ。しかし、こんなに小さくてもワイパーやミラーもちゃんと付いているし、ナローポルシェの魅力的なスタイリングがしっかり再現されています。

 ネットで検索すれば様々なモノの詳細が出てきて、比較検討も容易に出来るので、私も何か買うときは機能面を重視しがちです。スマホを買うときもカメラが何画素か、画面は綺麗か。プラモデルを買うときは、エンジンは再現されているのか、ボンネットは開くのか。いろいろな機能やディティールを吟味するのも大事ですが、まずはその手で触ってみること。何かを手に入れるときに大事なのはそれを手にしたときに自分の手に馴染むのか、ワクワクするのかどうかかもしれない。

 色々調べるのも楽しいですが、まずは買ってみて組み立ててみること。あなたの手になじむお気に入りのプラモデルを探してみてください。

もとぴ
もとぴ

東京在住。世界を理解するための糸口としてプラモデルを制作中。趣味の記録や思索のためにnoteも書いています。