

あまりにもかっこいい写真。ワークスタイルのお手本ともいえる無駄のない着こなしで、オールインワンの中にはノリがきいたシャツにタイドアップ。急な来客でも相手に不快な思いをさせないその姿。
かたやダブルのジャケットを現代にも通じるほどのサイズ感で着こなす男。本田宗一郎と藤沢武夫、現在のHondaを作り上げたふたりです。この写真からでも僕たちが大好きなモチーフを生み出してきた会社はすごく「粋」な人間によって生み出されたんだと、胸が震えます。

東京・青山にHondaの本社ビルがあります。そこの1階が“誰でも気軽に立ち寄れる、憩いの場”をコンセプトとした「Honda ウェルカムプラザ青山」として開放されています。こちらのホームページをチェックするとイベントや現在の営業時間も確認できます。入場は無料です。

私が訪れた日は「2020 Hondaモータースポーツ展示」が開催されていました。2020年の頂点をめざして、駆け抜けたマシン達。栄光を勝ち取ったマシンも見ることができます。こちらは2021年12月29日(火)まで開催中です。


僕はまだまだ二輪の魅力が分かっていませんでした。この場所から僕のバイク模型人生がスタートすることになるでしょう。チャンピオンマシンの実機をみた瞬間「模型が欲しい!」って偏差値が2くらいになってしまいました。過酷なレースの後のダメージが残ったままのものもありその存在感は以上です。レーサーバイク模型が好きになる人の気持ちがわかりました。超かっこいい!




Hondaの数々のモータースポーツへの挑戦を肌で感じることができる一方で、Honda本社を訪れてくれた人にHondaとは一体どのような会社なのか?どんな理念で、どんな歴史を歩んできたのかのプレゼンも美しくわかりやすく提示しています。

ガラスと木の柱。この上にHondaの社歴や理念が美しく展示されています。見たことある、知ってるを探しているといつの間にかHondaの世界に没入してしまう空間です。

1960年代、Hondaはアメリカへ挑戦する。大手広告会社・グレイ社による『YOU MEET THE NICEST PEOPLE ON A HONDA(素晴らしい人々、Hondaに乗る)』をキャッチコピーとする広告キャンペーンで、アメリカ西部11州を対象に大々的に展開。この誰が見ても幸せを感じるイラストはオートバイの持つイメージを変え、Hondaなら乗っても良いよというご婦人も現れるほどだったそうです。そしてこのイラストに描かれているオートバイこそ、バイクに馴染みのない人でも一度は聞いたことはあるであろう「スーパーカブ」なのです。

生活とHonda。車やバイクだけではないHondaを見ることができるのもこのウェルカムプラザの面白さのひとつです。そして暖かいです。本社ビルのエントラスを兼ねていますから受付があります。その受付にも何やら面白話がかいてあります。




すでに各地で猛威を奮っている「雪」。先ほどの蓄電器を送り出しているホンダパワープロダクツでは除雪機も世に送り出しています。除雪機40年のヒストリー。雪とHondaの物語を楽しめます。


車やバイクと切り離せない「旅」。旅は多くの人に夢や希望、目標を心に灯らせてくれます。また旅は心も体も疲れるものです。そんな時に受け止めてくれるのがカフェ。僕も旅の途中何度もカフェで今日見たものや感じたことをじっくり頭の中で整理しました。人が一息つくことの大事さ。Hondaももちろんそれを知っています。その姿がこの「MILES Honda Cafe」。展示を楽しんだ人も、お仕事で訪れた人もみんなが等しく休める場所がここにはあります。

ウェルカムという名の通り、気軽に入れて暖かな空間でHondaを浴びることができる「Honda ウェルカムプラザ 青山」。Hondaの企業理念に軽く触れることができる「手軽さ」がすごく優しくて、ぜひとも多くの人に訪れて欲しいスポットです。帰路で見る街を走るHonda、模型店で売っているHondaが違って見えてくると思います。

Hondaウェルカムプラザ青山/〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1 Honda青山ビル1階
開館時間/11:00~17:00
最寄駅/東京メトロ銀座線、東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線→「青山一丁目」駅 下車5番出口すぐ