「Honda ウェルカムプラザ 青山」で“楽しく気軽にHonda浴”。

▲そうだ……Hondaは戦後の企業。そして戦後の中、妻への想いやりがきっかけで後に世界を代表する企業へと成長するのか……どこか他の企業にはない暖かさがあると感じたのはそれなのかもしれません

 あまりにもかっこいい写真。ワークスタイルのお手本ともいえる無駄のない着こなしで、オールインワンの中にはノリがきいたシャツにタイドアップ。急な来客でも相手に不快な思いをさせないその姿。

 かたやダブルのジャケットを現代にも通じるほどのサイズ感で着こなす男。本田宗一郎と藤沢武夫、現在のHondaを作り上げたふたりです。この写真からでも僕たちが大好きなモチーフを生み出してきた会社はすごく「粋」な人間によって生み出されたんだと、胸が震えます。

▲東京メトロ銀座線、東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線の「青山一丁目」駅 下車5番出口を出るとすぐ目の前のビルがHonda本社。Hondaが作り出す「夢と旅」の空間があなたを待っています

 東京・青山にHondaの本社ビルがあります。そこの1階が“誰でも気軽に立ち寄れる、憩いの場”をコンセプトとした「Honda ウェルカムプラザ青山」として開放されています。こちらのホームページをチェックするとイベントや現在の営業時間も確認できます。入場は無料です。

Honda ウェルカムプラザ青山のホームページはこちら

▲F1の「Aston Martin Red Bull Racing RB16」(展示車)(奥)とINDYで佐藤琢磨が栄冠を勝ち取った「Rahal Letterman Lanigan Racing IR-12」(手前)の実機が共演……

 私が訪れた日は「2020 Hondaモータースポーツ展示」が開催されていました。2020年の頂点をめざして、駆け抜けたマシン達。栄光を勝ち取ったマシンも見ることができます。こちらは2021年12月29日(火)まで開催中です。

 僕はまだまだ二輪の魅力が分かっていませんでした。この場所から僕のバイク模型人生がスタートすることになるでしょう。チャンピオンマシンの実機をみた瞬間「模型が欲しい!」って偏差値が2くらいになってしまいました。過酷なレースの後のダメージが残ったままのものもありその存在感は以上です。レーサーバイク模型が好きになる人の気持ちがわかりました。超かっこいい!

▲あ!タミヤ(←逆でしょ!)。新キットとして発売されたCBRもエントランスで皆様をお迎えしてました
▲INDY500で優勝した佐藤琢磨のRahal Letterman Lanigan Racing IR-12の実機です。ため息が出るかっこよさ

 Hondaの数々のモータースポーツへの挑戦を肌で感じることができる一方で、Honda本社を訪れてくれた人にHondaとは一体どのような会社なのか?どんな理念で、どんな歴史を歩んできたのかのプレゼンも美しくわかりやすく提示しています。

▲Hondaの創業期を支えたバイクのひとつ「ホンダ・ドリーム6E」がお出迎えしてくれるエントランス側は、Hondaの社歴を楽しむことができるスペースになっています

 ガラスと木の柱。この上にHondaの社歴や理念が美しく展示されています。見たことある、知ってるを探しているといつの間にかHondaの世界に没入してしまう空間です。

 1960年代、Hondaはアメリカへ挑戦する。大手広告会社・グレイ社による『YOU MEET THE NICEST PEOPLE ON A HONDA(素晴らしい人々、Hondaに乗る)』をキャッチコピーとする広告キャンペーンで、アメリカ西部11州を対象に大々的に展開。この誰が見ても幸せを感じるイラストはオートバイの持つイメージを変え、Hondaなら乗っても良いよというご婦人も現れるほどだったそうです。そしてこのイラストに描かれているオートバイこそ、バイクに馴染みのない人でも一度は聞いたことはあるであろう「スーパーカブ」なのです。

▲時代を彩ってきたアイコンは僕たちのタイムマシン

 生活とHonda。車やバイクだけではないHondaを見ることができるのもこのウェルカムプラザの面白さのひとつです。そして暖かいです。本社ビルのエントラスを兼ねていますから受付があります。その受付にも何やら面白話がかいてあります。

▲宗一郎と水?ビルの地下にはカナダ産の米ビバを使用した大樽があり、その中に貯水した水をこのビル内では飲料水として使用しているそうです。樽に貯水された水はまろやかで美味しくなるとか。ぜひ試飲してくださいね
▲テーブルの上にぽつんと置かれているのホンダパワープロダクツの蓄電器「LiB-AID E500」。コンパクトで最大出力500w。電源を確保しにくい屋外での活動に超便利。プラザ内でもこれを使用し携帯の充電をしている人多数。受付にこれがあるの超良いですよね!

 すでに各地で猛威を奮っている「雪」。先ほどの蓄電器を送り出しているホンダパワープロダクツでは除雪機も世に送り出しています。除雪機40年のヒストリー。雪とHondaの物語を楽しめます。

▲各展示をぐる〜んと楽しんでくると、Hondaグッズを多数取り扱ったショップに到達。模型も多数展示。完成品もプラモもさらにカッコよく見える展示がなされていて購買意欲が刺激されちゃいます
▲ウェルカムプラザ内でのHondaとの冒険を楽しむ前でも楽しんだ後でも。あなたの気分を受け止めてくれる「MILES Honda Cafe」

 車やバイクと切り離せない「旅」。旅は多くの人に夢や希望、目標を心に灯らせてくれます。また旅は心も体も疲れるものです。そんな時に受け止めてくれるのがカフェ。僕も旅の途中何度もカフェで今日見たものや感じたことをじっくり頭の中で整理しました。人が一息つくことの大事さ。Hondaももちろんそれを知っています。その姿がこの「MILES Honda Cafe」。展示を楽しんだ人も、お仕事で訪れた人もみんなが等しく休める場所がここにはあります。

 ウェルカムという名の通り、気軽に入れて暖かな空間でHondaを浴びることができる「Honda ウェルカムプラザ 青山」。Hondaの企業理念に軽く触れることができる「手軽さ」がすごく優しくて、ぜひとも多くの人に訪れて欲しいスポットです。帰路で見る街を走るHonda、模型店で売っているHondaが違って見えてくると思います。

▲帰路で僕は、ナイセストピープルのポストカードが付く「フジミ Honda スーパーカブ 110 60周年アニバーサリー」を手に取りました

 Hondaウェルカムプラザ青山/〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1 Honda青山ビル1階

 開館時間/11:00~17:00

 最寄駅/東京メトロ銀座線、東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線→「青山一丁目」駅 下車5番出口すぐ

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フミテシ
@neofumiteshi

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。