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ホンダコレクションホールとエンジョイホンダで体感する『世界のHONDA』のデカさ!

 電源も舗装路も無いんですよ。大戦直後だろうがEV推進の今だろうが、先進国/後進国を問わず、無いとこには無いんです。この日本においても、今なお。

 どんな状況下においても多くの人の助けとなるべく「本当に必要なものを、世の中へ」と、内燃機関の技術で応え続けた本田宗一郎。工業史における特異点でしかなく、そろそろFGOの英霊として美少女化されてもおかしくはない存在でしょう。創業76年、そのイズムは数多くある全ての部門に継承されています。そう強く実感できたのは世界のHONDAの聖地、モビリティーリゾートもてぎの『ホンダコレクションホール』へ足を運んだから。プラモでしっかり予習しての初往訪、しっかりと見えてまいりました。

 もてぎでのお土産、なんで耕運機のプラモに決めたの?と尋ねると息子は「カッコいいから」と即答。そう、HONDAはカッコいいのである。2輪も4輪も農業機械も飛行機も、発電機ですら、汎用だろうがレーススペシャルだろうがどれもいきなり最初からカッコ良い。確かな機能を備えることを大前提とし、そのうえ美観すらも独自に練り上げるという徹底したオリジナルのカッコ良さだ。創業者の「真似をされても、人真似するな」という容易ではないミッションに今なお向き合い続けています。

 2024年5月、トライアル世界選手権が開催されたモビリティーリゾートもてぎ。整えられたサーキットコースでは見られないベクトルの、オートバイの走破性を目の当たりにしました。舗装路などインフラがない場においては物流の要となるオートバイ、その性能を示すことがこの競技の起源にはあります。道なき道を行かざる得ない状況が日常であるところでは汎用機こそタフさを求められます。HONDAのオートバイ世界シェアが半世紀以上もダントツ1位なのは、場所を選ばず多くの助けとなってきた結果であります。

 汎用エンジンを基にして今や発電機から小型ビジネスジェット機までと、やってることが多岐に及びすぎて語るに収集つかないのはHONDA自身も自覚しているようで『Enjoy Honda』という啓蒙イベントを各地で開催しています。2輪や4輪、パワープロダクツ製品やモータースポーツなどを大人から子どもまで楽しめる体験型イベントとして当日も併催されており、妻子はもてぎの遊園施設と合わせて存分に楽しんでいました。そう、ハードだけでなくソフトも提供してきた歴史をもつ企業なのでございます。

 そしてマックスファクトリーのHondaパワープロダクツのプラモデルもこの場で展示販売され、そのメカニズムの再現とミュニチュアとしての可愛らしさが注目されていました。息子に全種コンプリートをねだられたがそれはまたの機会に。

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 試乗車の現行スーパーカブ110。ではなくてクルマの死角を体験できる交通安全啓発ブースです。小学生になったばかりの息子にはジャストすぎる機会で親子して「マジでぜんぜんオートバイが見えてない… 怖ッ!」と震えました。

 コレクションホールにならぶ初代スーパーカブと発売翌年1959年より輸出された各仕様。デザインと構成がすでに完成されているうえ、自動遠心クラッチを搭載したカジュアルな操作性も確立しています。スーパーカブの海外生産は1963年に欧州で初めるという前例のないスピード感で北米、アジアと続いていきます。HONDAのオートバイは道なき道を切り開くだけではなく、その後に続く国際経済の先駆者としてあったのです。

 半世紀前には技術的に完成されていながら未だに成長産業といわれるオートバイ。そしてオートバイに限らず今も人を選ばない「本当に必要なものを、世の中へ」を続けているHONDA。ド渋すぎるぜ……。

 もてぎ往訪を機会にしっかり見つめてみた今回、その偉業を振り返るうえで書籍やWEBサイトと合わせてプラモデルは最適すぎます。カタチを見つめるからこそ気付くこと多し。これはしばらくHONDAのプラモが止まらないな!

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