
欧州を代表するロシアの模型メーカー「ズベズダ」。プラモアニキたちが「最近のズベズダはチェックしておくといいよ」と良くアドバイスをくれます。しかしパッケージを手に取るたびに不安な気持ちにもなります。その理由がパッケージの裏にあります。

最近のキットは箱の裏に組み上がった状態や塗装済みの完成見本が掲載されているのですが、この差が凄くて、気合入ったものからポヨンとしたものまで統一感ゼロ!「これはいいキットなんだよ〜」と言われても「本当に?」ってなります。市場に並ぶマグロの尾を見て品定めをする達人のような気分。「このズベズダはうまいな……(からぱたはそういって俺にこのプラモを店で渡してきました。怖い)」。お店でそんな目をしてプラモ見てたら大変ですよね。nippperで箱をガンガン開けてキットの中身が分かるようにして行こうと思います!期待と不安が入り混じる「ズベズダ 1/72 メッサーシュミット Bf-109 F2」をOPEN!! 写真多めでお届けします!!!

一部接着剤を使わないスナップフィットなのか?これはいつもの飛行機模型とちょっと違う香りがしますね。ズベズダは小スケールのフィギュアや戦車模型でスナップフィットを採用しているので、そこらへんはお茶の子さいさいなのかもしれませんよ〜。組むのが楽しみです。






早速組んでみましょう。スナップフィットの度合いがやはり気になってしまいます。正直接着剤の方が楽なことが多いというのを、何度も海外のスナップフィットスケールモデルで経験してきたので。ドキドキ。




嘘でしょ。ズベズダのこのメッサー、もしかしてオールスナップフィットなの?そんな予感を抱えながら、さらに組み立てを進めます。




脚部は閉じた状態のパーツと、展開状態がスナップフィットで差し替えられるので、飛行状態、駐機状態を両方好きな時に楽しめるのが最高です。

飛行機模型の全パーツがスナップフィットになる必要はないと思います。でも、キャノピーがスナップフィットになっていればな〜と飛行機模型を組んでいて思うことがよくありました。クリアーパーツが曇らないハイグレード模型用接着剤と出会うまでは、最後のキャノピー接着がいつも緊張の連続だったからです。ここだけでもスナップフィットになっていると、最後のキャノピー取り付けの儀式がさくっと終わって、飛行機模型も軽やかにフィニッシュできるのでは?と思っています。


「どうすれば飛行機模型をお手軽に作ってもらえるのだろうか?」「簡単に組めても組み上がった後がカッコ悪かったら嬉しくないよね」。それをテーマにズベズダのメンバーが考えて、精度も頑張って上げて作り上げたということが本当に体感できる「1/72 メッサーシュミット Bf-109 F2」です。しかもこれだけ楽しいプラモが約1500円で手に入ります。ガシガシ組んで形をじっくりみた後に、パーツをバラして「ここはちょっといじってみようかな〜」なんて贅沢もできます。このズベズダのメッサーには飛行機模型のフォーマットとして今後取り入れたら良いことがたくさん詰まっていると思います。ぜひ皆さんも組んでみて多くのプラモ仲間と一緒に語り合ってください。
