「ロシアからやってきたメッサー」のプラモは、誰もが乗りこなせる最高の飛行機プラモでした。

▲206機撃墜のエース、ハンス・フィリップ大尉機のパッケージが目印!!

 欧州を代表するロシアの模型メーカー「ズベズダ」。プラモアニキたちが「最近のズベズダはチェックしておくといいよ」と良くアドバイスをくれます。しかしパッケージを手に取るたびに不安な気持ちにもなります。その理由がパッケージの裏にあります。

▲ズベズダの味!ぽよ〜んとした見本が掲載されてます

 最近のキットは箱の裏に組み上がった状態や塗装済みの完成見本が掲載されているのですが、この差が凄くて、気合入ったものからポヨンとしたものまで統一感ゼロ!「これはいいキットなんだよ〜」と言われても「本当に?」ってなります。市場に並ぶマグロの尾を見て品定めをする達人のような気分。「このズベズダはうまいな……(からぱたはそういって俺にこのプラモを店で渡してきました。怖い)」。お店でそんな目をしてプラモ見てたら大変ですよね。nippperで箱をガンガン開けてキットの中身が分かるようにして行こうと思います!期待と不安が入り混じる「ズベズダ 1/72 メッサーシュミット Bf-109 F2」をOPEN!! 写真多めでお届けします!!!

▲ざらっとした紙質がズベズダのおもてなし。スナップ!ってめっちゃ強調している!接着剤使わなくてもこのパーツは組み立てられるぞ〜ってマークです

 一部接着剤を使わないスナップフィットなのか?これはいつもの飛行機模型とちょっと違う香りがしますね。ズベズダは小スケールのフィギュアや戦車模型でスナップフィットを採用しているので、そこらへんはお茶の子さいさいなのかもしれませんよ〜。組むのが楽しみです。

▲クリアーパーツを除けばランナーは2枚!
▲コクピット周辺のヒケがなんかスゲ〜かっこいいぞ!ちょい梨地ですが、マシーネンの横山先生が「梨地は筆塗りにええよ。塗料が食い付く」と言っていたので、これは筆塗りには最適なキットかもしれませんね!
▲フットペダルとかが主翼側に刻印されてます!組んだらほとんど見えないので、それらしい感じになっているのが好印象。割り切りが素敵!
▲覗き込んだら見えるかもしれないメーターパネルの刻印は細かい!「39」のパーツはデカールを貼る人向けの平らなパネルパーツですね
▲脚が閉じた状態と開いた状態が選択できるので、駐機と飛行を選べます。タイヤと扉がくっついて成型されているので組み立てのストレスが減ります
▲パイロットの腕の固定方法がユニーク!座っちゃえば背中見えませんもんね!

 早速組んでみましょう。スナップフィットの度合いがやはり気になってしまいます。正直接着剤の方が楽なことが多いというのを、何度も海外のスナップフィットスケールモデルで経験してきたので。ドキドキ。

▲パチンパチン。あれ?バチピタ
▲しかも主翼正面が翼の下まで回り込んで成型されているので、正面に合わせ目が出ません。優勝
▲スナップ!の文字がないので接着剤を準備するか
▲接着剤の必要はありませんでした。スナップが書いてないところもパチパチはまります

 嘘でしょ。ズベズダのこのメッサー、もしかしてオールスナップフィットなの?そんな予感を抱えながら、さらに組み立てを進めます。

▲全部スイスイハマってしっかりと固定されました。操縦桿にもピシッと手首が合います。ちょっと感動するレベルです
▲胴体パーツもスナップフィットですぐ形になります。胴体左右の合わせは、ちょっとだけフワフワしますが、最後にスピナーで蓋をする感じで胴体左右の貼り合わせは固定されるので、この段階では気にしないで進めましょう。上からパイルダー〜〜〜〜
▲オンッ!胴体と翼の間もバチピタ!気持ち良すぎるぜ〜〜〜。胴体と主翼やコクピットを別々に塗って最後に組み合わせることも余裕でできます
▲これまでメッサーの組み立てで僕は何度も脚にやられてきました。この差込み軸のデカさをみてください。俺に任せろ!って声が聞こえてきます。ガッチリハマって位置が決まります

 脚部は閉じた状態のパーツと、展開状態がスナップフィットで差し替えられるので、飛行状態、駐機状態を両方好きな時に楽しめるのが最高です。

▲ここが最高!キャノピーがスナップフィット

 飛行機模型の全パーツがスナップフィットになる必要はないと思います。でも、キャノピーがスナップフィットになっていればな〜と飛行機模型を組んでいて思うことがよくありました。クリアーパーツが曇らないハイグレード模型用接着剤と出会うまでは、最後のキャノピー接着がいつも緊張の連続だったからです。ここだけでもスナップフィットになっていると、最後のキャノピー取り付けの儀式がさくっと終わって、飛行機模型も軽やかにフィニッシュできるのでは?と思っています。

▲完成!1時間で組み上がりました。サクサクです。

 「どうすれば飛行機模型をお手軽に作ってもらえるのだろうか?」「簡単に組めても組み上がった後がカッコ悪かったら嬉しくないよね」。それをテーマにズベズダのメンバーが考えて、精度も頑張って上げて作り上げたということが本当に体感できる「1/72 メッサーシュミット Bf-109 F2」です。しかもこれだけ楽しいプラモが約1500円で手に入ります。ガシガシ組んで形をじっくりみた後に、パーツをバラして「ここはちょっといじってみようかな〜」なんて贅沢もできます。このズベズダのメッサーには飛行機模型のフォーマットとして今後取り入れたら良いことがたくさん詰まっていると思います。ぜひ皆さんも組んでみて多くのプラモ仲間と一緒に語り合ってみてください。

▲あなたのコレクションにぜひ加えてみてください!すぐ出来て、かっこいいですよ〜
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フミテシ
@neofumiteshi

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。