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土を盛って完成だ!初めての人でも完成する「地面の作り方」、お教えします(後編)

 前回のこちらの記事の続きをお届けします!紙粘土で形作った地面に色をつけて「地面」にしていきますよ!

▲まだのご覧になっていない方は、まずはこちらからどうぞ

 使用するのは今までnippperの記事でご紹介してきたマテリアルばかり。初めてベース関連の記事を見る人も大丈夫!ひとつひとつ紹介していきますね。

▲紙粘土に塗っていくのは左から「タミヤ 情景テクスチャーペイント 土 ダークアース」、「GSIクレオス ウェザリングペースト各種」です!やっていこう!

タミヤ メイクアップ材シリーズ No.109 情景テスクチャーペイント (土 ダークアース) 87109

GSIクレオス Mr.ウェザリングペースト泥1 40ml WP01

▲タミヤの情景テクスチャーペイント ダークアースを盛っていきます。ウェーブの使いきりタイプ筆は使ったら捨てられるので、筆先が傷みやすいテクスチャー系塗料との相性は最高。アクリル溶剤でテクスチャーペイントは薄めることができます
▲全体にダークアースを塗り終えました。ペーストが乾くまで待ちます
▲作業効率を上げるにはドライヤーがオススメ。遠目から優しく風を送って、ペーストの乾燥を促進!!
▲試しに戦車を置いてみます。地面になってきてますよ!楽しい。こっからさらに地面にしていきますよ
▲GSIクレオスのウェザリングペーストの登場です!ウェザリングカラー専用うすめ液でペーストは濃度調整可能です。マッドホワイトを地面が乾いてそうな場所に塗ります。あなたが作る地面なので乾燥箇所は自由!
▲次はマッドブラウンを塗ります。こちらはぬかるんでいる感じの泥を再現するのに最適です。履帯跡部分に塗り、戦車がよく通りずっとグジュグジュしている感じを出してみます
▲マッドホワイトとマッドブラウンを混ぜた物を、乾いている部分とぬかるんでいる部分の境界に塗っていきます。これで良い感じのグラデーションができて土の表情も自然になります
▲ここがポイントです!ウェザリングペーストは完全に乾燥すると色が「一段明るく」なります。乾燥後はウェザリングカラーや水性ホビーカラーなどで塗装できますので、気に入らなければ調整してください
▲次に登場するのが、マッハで模型を濡らすことができる「ウェットクリアー 」。これで地面に色気を追加っすよ〜
▲窪んだ部分など「水が溜まりそう〜」って部分には多めに塗ると水溜りになります。表面にうっすら塗ると絶妙なツヤが地面に出て湿った土が完成します
▲水溜りに寄ってみます。塗っただけでこんな風になっちゃうんです!本当にすごいマテリアルです。誰でも水溜りが作れちゃう
▲ここから乾かします。ウェットクリアー は完全に乾燥するとグッと痩せます。今はお水がピチピチですよね
▲乾くとこんな感じになります。水溜りを作る際は気持ち多めに盛ってくださいね。乾燥後に足して行ってもOKですよ!これでベースが完成です!!やりましたね
▲戦車を置いてみます。良いですね〜〜。あなたが作った荒れた戦場の地面を進むあなたが作った戦車模型

 地面を作ると。まさに映画のセットを作るかのように、たったひとつの地面があるだけで、こういう写真も楽しめます。模型の楽しみ方の引き出しが増えますね。

▲PCの液晶は、模型を様々な世界へと連れて行ってくれるどこでもドア。ヨーロッパの景色をパソコンに映して、その前でパシャリ。地面はさながら魔法の絨毯

 2回に渡ってお届けした地面作り。100円ショップで揃えられる材料と、模型マテリアルの融合で目標を達成できました。僕が撮影でよく使っている地面もこの方法からスタートして作っています。すごい簡単にいうと「粘土を盛って塗るだけ」。僕自身も地面作りをする前まではそうは分かっていても、材料とか、どうすればもっと良くなるのかなど「欲」が出て手が止まりました。この記事は自分が突破した全工程を公開しています。地面を楽しんでみたい、もっと僕の模型にドラマを!と思っているあなた、ぜひチャレンジしてください。絶対、君にもできる!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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