
9月19日(土)に「MGCON」というミニチュアゲームの祭典に出ました。それに際し、最終打ち合わせで仲間が「飾り映えのためにテントとか欲しいなー!」と言い出したのです。あと一週間しかないのに何を言うんだ。しかし、解散して自宅の最寄駅に着く頃には解決策が浮かんでいました。タミヤにテントのプラモデルがあるじゃないか。

ひとつじゃ物足りないので3つ買って作ることにしました。昔作ったときは全然気づかなかったことがあって、それは入り口の開け閉めのバリエーションを作る工程における工夫です。閉めている部分のパーツを切り離して、開いているパーツを取り付けるのですが、切り離しやすいように溝があらかじめ彫ってあるんですね。これをカッターでなぞるだけで気軽に切り離せる。また、裏側にはよく見るとところどころに何かの位置決めと思しき細いケガキの跡があって。プラモを設計するにあたっての人の手が入っている証みたいで、発見できて嬉しい。

スプレーで塗装してからドライブラシを全体にかけると、布そのものの質感やシワの溜まり方が浮き上がってきて、重くて分厚い生地なんだなというのがよくわかります。昔のプラモデルならではと言いたくなるような、シワのうねるような表現がデフォルメの効いたミニチュアゲームのコマととにかく相性がいい。こんな風に過去のプラモデルの価値を再発見できたことがとても嬉しかったです。

複数のテントを作ってわかったのは、色とりどりに塗れば軍用とも違うテイストの仕上がりになるということ。また結構大きな平面が出来上がるので、そこはデカールやシールで遊ぶには格好のステージ。虎の子としてずっと使っていなかった瀬木木材のデカールを貼ったやつは一番のお気に入り。マイクロエースのT2000という三輪トラックについてきたものです。今回は動物たちが人間のような生活を営むファンタジーの世界に住まうテントとして作りましたが漢字が混ざったことで異国から持ち込まれたモノである空気を演出できました。

当日も「このテントいいですね」と言ってくれる人がたくさんいて、400円程度だと伝えると驚く人もちらほら。3つ作ったのもあって、これが好きとそれぞれに教えてくれるのもよかったです。時間がないとき、情景の彩りに作るのはテント。しかもたくさん。これで決まりです。