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【レビュー】組みやすい! 塗りやすい! 北欧風の迷彩色を味わう限定品/ ハセガワ 1:72 B-239 “フィンランド空軍 エーセス”

 フィンランド空軍の飛行機って、いい色してますよねえ。塗り重ねやすそうな2色に、目線を誘引するバリッとしたイエロー。これは筆塗りがキマりそうな組み合わせだなあ……なんて、最近ちょっと機会をうかがっておりました。

ハセガワ(Hasegawa)
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 そこへ嬉しいアイテムが登場したのが、6月頭のこと。ハセガワの1:72 B-239バッファロー「フィンランド空軍 エーセス」と銘打たれた一箱です。常時アクセス可能なキットが多くないフィンランド空軍機だけに、このタイミングは僥倖! 早速作っちゃいましょう。
 キット自体は1990年代後半の製品をベースにした、デカール替え限定品。近年でもセット商品の一部としては登板していましたが、単品での登場は相当久しぶりではないでしょうか。

 目を引くのはこれ。胴体パーツがとってもキュートなサイズ感なんです。ふだんジェット機や1:48スケールキットに慣れている方だと、この小ささにはちょっと驚くのではというくらい。わたしはだいぶ驚きました。
 先述のとおり、もとは20世紀末のキットですが、現在の目で見てもシャープさには全く問題ありませんね。

 キュートな佇まいは組み立て中も健在で、作業机がちょっと華やぎます。パーツ同士の合わせは上々の精度で、ひとつひとつが「ギュッ、ギュッ」と適度な摩擦感をもって組み合わさるのが特に気持ちよく感じられました。小さく丸っこい機体なので、中身の詰まったカタマリが組み上がっていく感覚なのもいいですね。

 指先でつまめる小さな機体が姿を現しました。「あれ、見慣れたバッファローとちょっと違うような……」と感じた方はご名答。米・英・蘭がメインで使用したF2A-2・B-339よりも鼻先が少し長いんだそうです。この作り分けのために、キットでは機首が丸ごと別ユニットになっていたんですね。フィンランド空軍機も作れるようにと(?)、こうした作り分けを用意していたハセガワの細やかさに乾杯です。

 当初の想像通り、塗装作業はなかなかに気持ちのいいものでした。上面2色のトーンを揃えるには多少の試行錯誤を必要としましたが、黄色い帯をズバッと引けば不思議と整って見えてくるのでご安心を。小さくも存在感ある1機になりました。

 塗り心地よい迷彩色をまとうフィンランド空軍機は、ウェザリングや退色表現も映えるモチーフですから、塗装~仕上げ工程を楽しむには格好の題材ですね。小さくて合いがよくサッと組み上がるこのB-239は、そんなオーダーにうってつけでしょう。
 周囲を見渡せば、7月発売のタミヤ1:48 Bf109G-6後期生産型にもフィンランド空軍機マーキングが収録される様子。北欧空戦史をめぐるブーム再来の日は、近いのかもしれません。

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