

串刺しにしたジャギュアを肴にスコッチとブランデーをチャンポンする奇祭が行われました。
ジャギュア。なんて語感の良い名前なのでしょう……!というファーストインプレッションで手にしました。英仏共同開発の超音速戦闘機、ハセガワの1/72 ジャギュアです。あれ?JAGUARの発音って、アメリカでは「ジャガー」、イギリスでは「ジャギュア」ということなんですか!?世界ふしぎ発見!(無知)

まずもう『007』みたいなアクション映画さながらの箱絵が痺れるほどカッコよすぎて、それを推進剤に完成まで突っ走りました。ワイルドかつトラッドなマーキングの数々も、彩度の高くクッキリとしたデカールになっていたものですから、これはキッチリとデカールを貼って、パリッとしたスーツのジェームズ・ボンドみたいに仕上げられたら嬉しいなあと思った次第。

クジラの尾びれのような主翼がスマートで美しい。そして彫りは浅く控えめだけれど、スーッと綺麗なパネルライン。ハセガワらしくて大好きです。「プラモデルとしての見栄えも大事だけれど、ヒコーキはそんなにデコボコしてないんです」という造形哲学の現れですよね。

組み立てると、尾翼側の造形が魅力的なカタチであることに気付かされます。サメやイルカみたいな、ヌルッとした流線型。

機首と尾翼はGR Mk.1型(イギリス空軍)とA型(フランス空軍)の選択式で、前者で組んだ状態がこちら。パーツ構成はシンプルで、全体的にはかなりサクッと組み上がると思います。しかし今回は説明書通りの着陸状態でなく、箱絵に倣って飛行状態で作りました。これが楽しくも手こずりましたね。カバーと機体のあちこちを削っては調整する必要があり、段差、隙間なく完璧に仕上げるのはかなりの慎重さと洞察力が求められます。私は削ってはいけないところを削り過ぎ、若干の段差でフィニッシュです。エアブレーキの細すぎる支持部分も2回ほど破壊。

箱絵のイメージと色が近いなと思ってチョイスしたMr.カラーのシャロウオーシャンブルーで塗りました。細身でシュッとしたシルエットがより鮮明になって最高です。箱絵で最もカッコイイ部分だと思っていたエアブレーキの穴が凸モールドで成形されているのが残念ですが、全体的な雰囲気は抜群ですね。

できましたね。「もう失敗したくない!」という気合いと集中でフリーハンドのエアブラシ迷彩塗装も初めて成功したし、デカールも(生まれて初めて!)サボらずに全て貼って完成できました。尾翼下部がシルバーで塗る指定になっているとは思わなかったので、塗りながら思わずカッコよ!!と驚嘆したりして、このあと串刺しにしました。
箱絵に描かれていない姿の方が好きになり、映画のラストは素晴らしい逆転劇です。箱絵よし、デカールよし、スタイルはイイけどちょっとハズした(エアブレーキの再現度)部分もある、親しみやすいヒーロー的キットでした。