
最初に書いておきますね。この道具を使うときは考えうる最高の方法で部屋を換気し、あなたは防毒マスクを装備してください。冗談抜きです。あと火気厳禁です。文字通り、死にます。本記事は製品の説明書に基づいた目的内使用を紹介しています。安全に使用するためには必ず説明書の注意事項を遵守してください。守れない方は絶対に使用しないでください。
さて、信頼筋がSNSで「いいぞ」と発信しているのを見て買いました。「AZ トリガー式スプレー 有機溶剤対応」……つまるところ模型用のうすめ液やツールクリーナーを入れられる霧吹きです。見て下さいこのスペックシート。使用できないものが列挙されてるならまだしも、なんか樹脂製品に悪影響を及ぼしそうな有機溶剤が「使用できる液」にズラリと並んでいます。開封したとき「入れちゃいけないもの一覧」かと思って2度見したもんね。

そもそも模型用の溶剤を霧吹きに入れてどうすんだという話ですが、パーツの塗装をしくじったときに溶剤が節約できるとか、エアブラシのメンテナンスのときにいちいち布に染み込ませなくていいとか、金属とかガラスの天板に散った塗料をガンガン拭き取りたいとか、そういうときに欲しいよな〜とずっと思ってたんですよね。そんでこれすごいのが、GSIクレオスの溶剤ボトルにヘッドがそのままねじ込めます(これはもちろん目的外使用なので運用には細心の注意を払って下さい。トラブルが起きても当方は責任を負えません)。

ボトルに溶剤入れてハンドピースのカップにシュ。いままでは安元化成のNT洗浄瓶(これも液垂れ防止用のコックが付いててめちゃくちゃ使い勝手が良く、ある程度の期間使っていますがボトルが崩壊したりはしていないのでオススメ……)を使っていたのですが、こちらのほうがスマートだしなんかいい感じの決まった量が毎回出せるのでよろしい。目見当で塗料薄めるのにも使えるし、カップの洗浄はめちゃくちゃ楽になるし。

ついでなのでハンドピースの外ッ面もシューシューして一気に掃除したら近年稀に見るキレイさに。プラモデル作ってるとどうしても塗料が付いて道具や机が汚れちゃうけど、(相手が溶剤で溶けないものであれば)霧吹きでフワッと溶剤を乗せてガガガっと拭けばキレイになるって、ホント夢見てたことなんですよね嬉しい。

何より「これどうやって掃除するんだよ……」と思い続けていた塗装ブースの内部ですよ。溶剤染み込ませたティッシュや布で拭こうもんなら塗料の粉と溶剤がドロドロのペーストみたいになってそれを塗り伸ばすという地獄みたいなことになってあれこれ諦めてたんですよ。でも霧吹きにツールクリーナー入れてびゃーびゃー吹きかけるとこすり洗いしなくても汚れがみるみる流れ落ちるじゃありませんか。洗剤の広告かよ。いやでもツールクリーナー1本使い切るくらいの気持ちで行っても塗装ブースの買い替え費用とか考えたら安いもんですよこれ。

最後にもう一度書いておきますが、この道具を使うときは考えうる最高の方法で部屋を換気し、あなたは防毒マスクを付けて下さい。なんせ有機溶剤を霧状にして噴霧するので、信じられないくらい揮発して空気中に漂います。必ず塗装ブースの中で作業し、あなたは確実に防毒マスクを装着して下さい(しつこく言う)。しかし、そこまでしてでも「これが必要だったんや!」という人はいるはずです。そんじゃまた。