

GSIクレオス SMS1 ミラーシルバー
昨今のトレンド塗料のひとつが「鏡面のようなシルバー」。ラメ感でもなくメッキでもなく、鏡面のように綺麗に反射するシルバーを味わえる塗料です。Mr.カラーや水性ホビーカラーを発売する国内トップの模型塗料メーカーであるGSIクレオスも、先ごろ「ミラーシルバー」という鏡面シルバーの塗料を発売。こちらエアブラシ専用塗料ということもあり、使い方も少々ポイントがいる塗料とのこと。
今回レビューするフミテシはこのような鏡面シルバーの塗料を使用するのが初めて。nippperライター陣の中でも「ゴリラ」と呼ばれるほど工作&塗装ともに荒々しさに溢れたモデリングライフを送っています。ですので、しっかりと使い方を見ながらチャレンジしていこうと思います。

箱の裏にあるQRコードは読み込むと、使い方を紹介している動画もチェックできます。私もこれを見ながら実際に塗ってみました。でもね……各所で様々な失敗をしましたので、ぜひ記事を参考にトラブルを回避してください。

まず絶対にやらなけれんばいけないのが「撹拌」。超混ぜてください。いくら混ぜても墨黒みたいな状態なのですが、中の塗料は混ざっているので安心してください。塗料がしっかりと混ざっていないと塗った時に綺麗なミラー効果が発揮できません。
また塗料はすでにエアブラシで吹きやすい濃度に希釈されていますので、溶剤は入れないでください。

まずおすすめなのが、ツルツルのプラ地に直接吹くこと。パーツがツルツルならこの状態が一番成功します。もしヤスリなどで表面を磨いているなら、傷がほぼなくなるように高番手まで磨いて、パーツをツルツルにしてください。

吹き付ける時は、エアブラシを細吹きにして少しずつ塗料を重ねていきます。一気にどばーっと塗ると白っぽくなります。ついついコントロールできなくて数箇所白っぽくなってしまいました。

パーツがツルツルであればこのようにミラーシルバーな塗面がすぐ完成します。傷以外に気をつけたいのが指紋です。塗る前のパーツに指紋や油分が残っていると、塗った後にメタル指紋が検出され即犯逮捕案件になります。気をつけましょう。またこのパーツのように、傷が残っている部分は、細かな傷が目立ちますので、この塗料を塗る際はパーツの表面をいつもよりさらに綺麗に磨きましょう。

透けがなく、より綺麗な輝きを出したい場合は下地に光沢黒を吹くと良いそうです。しかし、Mr.カラーのようなラッカー塗料を使う際は、数日間完全乾燥させた後に塗らないといけません。下塗りしたラッカー塗料が溶解して表面が汚くなります。
そこで推奨されている下地塗装が「アクリジョンの光沢黒」。アクリジョンは完全に乾燥するとラッカー塗料も上塗りできて溶解しません。こちらも塗ったら1日以上乾燥させます。エアブラシで吹く際は「塗料1:アクリジョン エアブラシ用うすめ液 改 0.3」の割合で希釈してください。1:1だと塗料がなかなか定着しません。

黒を全体にしっかりと吹きます。「しっかり」とですよ!! この塗面だと明らかに足りないのです。テロテロに光沢感が出るまでしっかりと塗るのがポイントです。

あれ〜〜〜??? 普通のシルバーみたいになっちゃいました。下塗りしたアクリジョンが平滑に塗れてなかったためです。塗料の性能を全く発揮させることができませんでした。表面が均一で粒子感がほぼない状態まで平滑に塗ってから、ミラーシルバーを塗るようにしましょう。それか光沢黒を塗った後にさらに光沢クリアーでツルツルにしてからミラーシルバーを塗るのもありです。

鏡面シルバー系の塗料でよく聞かれるのが塗料のコート。正直コートはせずに塗りっぱなしが一番美しいです。GSIクレオスでは水性ホビーカラーとアクリジョンのクリアーが推奨されていたので使ってみました。とは言っても、メーカーも「曇ります」ときちんと明記していますよ。

水性ホビーカラーのクリアーを塗った状態。お風呂の湯気で鏡が曇ったみたいな感じになりました。

こちらはアクリジョンのクリアー。こちらもミラー効果がだいぶ弱くなっているのが分かります。でもプラ地に直接塗ったものも完全乾燥させたら、持ち運び程度では塗料は剥離しませんでした。お部屋で飾っておく分には問題ないので、コートは特にしなくて良いと思います。
いっぺんに吹き付けずに、細吹きで少しづつ塗っていく。パーツ表面の綺麗さがミラー効果の美しさに直結する。アクリジョンの光沢黒は丁寧に吹く。できればコートしない。これを守ると、ミラーシルバーはしっかりと性能を発揮してくれます。ぜひ記事を参考にGSIクレオスのミラーシルバーを試してください。それでは〜。
GSIクレオス SMS1 ミラーシルバー