
あけましておめでとうございます。午年なのでタミヤのフォード マスタングGT4を作ろうという気持ちになりました。2020年以降に発売されたタミヤの1/24 スポーツカーとしては唯一組んだことがないアイテムで、「実際組んだら絶対おもろいに決まっとるやろがい」と思っていたけどなかなかタイミングがなかったんすねぇ。しかし組んだらとてもいいキットだったので、年明け早々みなさんにおすすめする次第です。
箱を開けると白いボディパーツがゴロン。1/24にしちゃかなり大きく、体積がすごい。もう少し茫洋としたデザインなのかな……と勝手な先入観がありましたが、ボディサイドの真っすぐ伸びるキャラクターラインがいちどブリスターフェンダーにかき消されてからテールの造形にスゥッと連続している演出なんて、すごく洒落ています。しかし腰が高くて分厚いクルマだ。こんだけ分厚いチャーシューみたいなものを食べたら今年も元気にやれそうです。

ところでこのボディ、パッケージのイラストがド派手なスポンサーロゴに彩られたマシンではなく、わりとオフィシャルでグレートーンだったのも自分が踏ん切れなかった理由かも。そして「このグレーはどの塗料で塗ることになってるんだ……」と説明書を見たらジャーマングレイ(つや消し)で仰天。その上にクリヤーを吹いてテロテロにせよ、という指示はなかなかハードコアだと思いました。もうひとつのカラーパターンはベースカラーが白なので塗らんでもデカール貼ればいい感じになるよ……という目配せかもね。

キットのパーツは白と黒、そして窓や灯火類用のクリアーの3色のプラスチックで構成されています。GTカーなので内装はほとんど白でいいし足回りも細かいことを言わなければ黒。エアロ関係も黒。完成後にめっちゃ目立つところ──ホイールとディスクブレーキをおめでたい色で塗装しておきます。新年なのでめでたい色がいいね(めでたい気分のときはスーパーリッチゴールド2が最高)。

タミヤのカーモデル(特にここ10年くらいの間に発売されたアイテムたち)はとにかくノリシロの設計が素晴らしく、足まわりの複雑な箇所もパーツをむやみに分割せず、迷わずガッチリと組み上げられるのがすばらしいポイント。汚したくないクリアーパーツなんかも巨大なノリシロがあるので安心確実に所定の位置に収まってくれます。「なるほど、そうすりゃ接着剤がオモテにはみ出さなくて済みますよねぇ!」と毎回大きな声を出しながら接着していたらどんどん形になっていく。あれ、これ1日で完成しちゃうのでは?

正月にお披露目するプラモはやはり紅白がめでたい。マスキングテープをビーッとボディサイドに斜めに貼り、後半だけ赤で塗装。めでたい赤はNAZCAのフレイムレッドが発色、隠蔽力ともに最強なので話が速いです。ちょっと朱色っぽくて、下地が何色だろうがバーンと赤くなってくれる素晴らしい塗料でございます。そんでデカールは手持ちのものから紅白の塗り分けラインにかかるよう新しい年の下二桁をペタリ。

ツヤツヤのテロテロにしようとするとテクニックも時間も必要ですが、最近はカーモデルの仕上げをつや消しにするのがマイブーム。ある程度ラフに写真を撮ってもでも白が飛んでビカビカになったり赤の彩度が飽和してギトギトになったりしないので「やりたかったこと」がちゃんと伝わるのが嬉しいね。なんだかんだで細切れになった時間を使いながら1日でゴールできました。今年もよろしくお願いいたします。毎年の抱負ではございますが、いっぱい作ろうプラモデル。タミヤのマスタングGT4、改めてめちゃくちゃ快適なグッドプラモデルです。みなさんも、ぜひ。