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【レビュー】太陽の下でもう一度完成する/アオシマの 楽プラ スバル サンバートラックというプラモデル

 楽プラ ザンバーは、思わず外に持って行きたくなるプラモデルです。それは、太陽の光で照らすだけで、まるで実車のような雰囲気を目の前で味わえるから。気軽に作れるだけでなく、本体そのものの光沢感がとても美しい。作って楽しい。外に持ち出して、光を当てて、また楽しい。まさに「楽」を纏った車模型です。

 今回手に取ったのは、スバル・サンバートラック。箱を開けてまず感じたのは、「このボディ、光を当てたらきっといい顔をするぞ」という直感でした。ボディは荷台やワイパーまで一体成形。
ドアノブやパネルラインの彫刻もシャープで、余計な手を入れなくても立体感がきちんと立ち上がります。組み立て前の状態ですでに、完成形の佇まいが想像できるのです。

 細部はシールで再現。ワイパーまで用意されているので、塗装をしなくても情報量は十分です。ここで無理に手を加えないことで、成型色が持つツヤと面の美しさがそのまま活きてきます。「塗らない」という選択が、結果的にこのキットの魅力を一番引き出してくれる。そんな設計思想を感じました。

 内装も実にスマートです。パーツを折り曲げ、はめ込むだけで、シートやメーターが立体的に組み上がっていきます。複雑な工程はありませんが、影が生まれ、空間がきちんと成立する。黒い内装パーツが、ボディのブルーを静かに引き立ててくれます。

 室内で完成させた状態でも、もちろん十分に楽しい。ですが、このプラモデルはここで終わりません。完成したザンバーをそっと外に持ち出し、太陽の光を当ててみると、印象が一変します。

 自然光を受けたボディは、驚くほど実車の雰囲気をまといます。ツヤは強すぎず、でも確かに「クルマの塗装面」としてそこにある……。プラモデルは、作った瞬間に完成するものだと思っていました。でも楽プラ ザンバーは、太陽の光に当てたとき、もう一度完成します。机の上で組み、外に持ち出し、光を受けて佇む。その一連の時間すべてが、このプラモデルの楽しさなのだと感じました。

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