

結論を申し上げますと、紫色のスカイラインGT-Rを塗るならこの「アメジストパープル」という塗料がすごいです。ほかの塗料では絶対に出ない色味と輝きが手に入ります。
……と、突然断言するようになったのはアオシマの1/32 楽プラ スナップキット ニッサン R35 NISSAN GT-R 2024(ミッドナイトパープル)を組もうと思ったからなんですよね。ちなみにアオシマはこの9月から1/32のカーモデルを「ザ☆スナップキット」改め「楽プラ スナップキット」としてラインナップすることになったらしく、ナンバリング規則が変わった様子。

それは置いといて、R35のミッドナイトパープルというのはメチャメチャ難しい色です。キットのボディ色はほとんど黒なんですが、パッケージを見ると天面が紫、側面は緑っぽく輝いています。実車では特別塗装色としてスゴいパール顔料を使っているらしく、プラモデルで再現するのはホンモノの塗料を手に入れない限りほぼ無理でしょうという感じ。

ボディのパーツを超拡大してみると、細かいメタリックグリーンのフレークが練り込まれています。紫の成分はほとんど感じられないので、実車の写真で見られる「ほぼ黒なんだけど緑色に光るところがあるな……(パープルは思いっきりハイライトが入ったところの周辺にちょっと感じられるくらい)」というあの雰囲気をプラスチックで再現しようという心意気が感じられます。

で、黒いプラスチックに塗るとめっちゃ盛り上がる塗料としてGSIクレオスのMr.クリスタルカラーシリーズがあります。こちらは「XC04 アメジストパープル」なんですが、蓋を開けるとほとんど乳白色の塗料で、パープル感はほとんどありません。白下地と黒下地でまったく違う見え方になるのがこの塗料の特徴です。

黒ボディに塗ると、ツヤ消しのきめ細かいメタリックパープルになります。上からプレミアムトップコート(光沢)を乗せるとある程度ツヤが回復し、カーモデルらしい肌になります。そしてこれは……日産で言うところの「ミッドナイトパープルII」に近い印象ですね……。

日産のGT-Rの歴史をたどると、ミッドナイトパープルという塗色は年代によって少しずつ異なる色調に変化してきました。どれも偏光によって妖しく色味が変化する塗料なので、そのものズバリのドンピシャに再現することはかなり難しい(かつ日中屋外でもない限り色変化が分かりづらいものがほとんどです)。でも、「室内でプラモデルを鑑賞する」という用途であれば、こんなにキメの細かいメタリックパープルは他にあまりありません。
楽プラでは黒系のボディパーツを持ったアイテムがたくさん発売されています。下地塗装いらずでMr.クリスタルカラーを楽しむなら黒系の楽プラ!いろんな組み合わせをためして、あなただけの輝きを放つマシンを作ってください。そんじゃまた。