最新記事やプラモデル情報を毎日お届け!
follow on Xをフォロー!

「ブルーイング」の鈍い輝きを手に入れられる塗料/リトルアーモリー 10thアニバーサリーカラー ガンブルーメタリック レビュー!

 あなたのコップはどこから?ロボ?ビバリーヒルズ?私はリトルコップから!

 幼少の頃、当時の男子として鉄砲が好きだった私が、銃の名前として初めてはっきりと覚えたのはルパンのワルサーP38より、リトルコップのベレッタM93Rでした。そしてそんな銃に憧れて父の部屋にこっそり忍びこんで読んだ「月刊Gun」。背伸びして読んだ雑誌で見た鈍く輝くベレッタM93R。黒でもなく、青でもない。その美しく深い色がブルーイングと呼ばれる加工によるものだと知ったのはもう少し後のことでした。

 そんなブルーイングのカラーを再現できる塗料が出たのでさっそく購入。GSIクレオスさんの「リトルアーモリー10th Anniv.カラー ガンブルーメタリック」です。10周年おめでとうございます。

 改めて、ブルーイングとは金属の表面加工の一種で、酸化被膜をコーティングすることで錆止めの効果をもたらすものです。ご存知の通り、現在の銃は樹脂で作られたものも多くなってきていて、ひと昔前の……というカラーかもしれませんが、やっぱり金属製の銃はこの青黒であってほしい、という気持ちはなかなか消えないものです。

 はやる気持ちを抑えて早速エアブラシで吹いてみましょう。素材は近くにあったの銃のプラモにお願いすることとします。瓶の底に溜まってるメタリック粒子の多さがきめ細かい輝きを予想させてくれます。粒子が均一になるようにいつもより沢山かき混ぜて噴射。うーん、かっこいい。あの日憧れたブルーイングここにあり。非常に細かいメタリックの粒子とほのかに香る青みが最高にかっこいいですね。

 ガイアノーツさんのプリズムブルーブラックと近いかなと思いましたが、こちらの方が黒みが強い。青っぽい黒のガンブルーメタリックと黒っぽい青のプリズムブルーブラックといった風合いでしょうか。銀色のドライブラシなんかしてもよくなりそうですし、古い加工っぽくするために筆で叩いて塗ったりしても面白いかもしれません。お気に入りの塗料がまたひとつ増えました。

 ブルーイングというのはつまり化学反応なので基本的にプラスチックにはできないわけです。モデルガンなんかは亜鉛を配合した重い樹脂を使っているのでブルーイングをしているけれど、普通のプラスチックではできない。この塗料は今までできなかった事をできるようにしてくれるというだけで最高の気分になります。いや、これはブルーイングじゃなくてただの塗装じゃないか……と言われれば全くその通りですけど、模型を作っているプライドでもって、模していることに誇りをもっていきたいですね。

関連記事