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比べて、組んで、飾って楽しい!バイク模型で楽しむ「縦置きV型エンジン」のかっこよさ!

 バイク模型の魅力の一つ、それは“エンジンを味わう楽しさ”。スケールモデルは、それぞれのプラモデルに与えられた「縮尺(スケール)」で、構造を眺め、触れて、理解できる世界です。各メーカーが実際のものをプラモ化するために巧みに分割したり、精密なモールド表現にチャレンジしたりする様子を感じながら作ることができます。

 その中でも「縦置きV型エンジン」は、私にとって特別な存在です。合理的で美しく、見るたびに心が躍ります。今回はそんなエンジンの魅力を、2つの模型を通してたっぷりと味わってみました!

 まず取りかかったのは、タミヤの名キット「CX500 Turbo」。エンジンとスイングアームを組み立てた瞬間から、構造への探求心が刺激されます。手のひらサイズで、好きなパーツを好きな角度からじっくり見られるというだけで、模型ならではの高揚感がありますね。続いて、ターボユニットとエキパイを装着。この時点で、もう充分に「エンジン模型」としての完成度に見惚れてしまいます。ユニットだけを飾って楽しめるのも、プラモデルの特権です。

 そして今回は、もうひとつ別のキットも用意しました。それが、モトグッツィ(キットはモトグッチV10チェンタウロ)。100年以上にわたって空冷縦置きVツインを追求してきた、イタリアの名門ブランドです。CXとはまた異なる設計思想がどんな形で表れるのか……。

 出てきたエンジンは、圧巻のボリューム。ほぼリッタークラスの排気量を持つ大柄なユニットに、空冷フィンの造形が美しく映えます。水冷のCXと比べると、冷却方式の違いによるパーツの形状や構成の差が一目瞭然。まさに“見比べる”こと自体が楽しい時間になります。

エキパイを取り付ける瞬間の高揚感といったら──。
似た構造のエンジンを並べて比較できる、そんな贅沢な遊び方ができるのは、模型ならではの魅力です。

 こうしてパーツ単位で構造を見比べていくと、それぞれの設計に込められた思想やメーカーの哲学がじわじわと伝わってきます。それを短時間で、しかも机の上で味わえるなんて、プラモデルという趣味は本当に奥深いものですね。

 本物と近い縮尺のバイク模型だからこそ、エンジンという存在をパーツ一つひとつまで“濃密に味わう”ことができる。まさに、バイク模型の真骨頂だと私は思います。縦置きVツインが好きな方はもちろん、エンジンにロマンを感じる全ての方に、この模型体験を心からオススメしたいです!

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