

「HG 機動戦士Gundam GQuuuuuuX 軍警ザク」は、まるで筋肉を組み上げるかのような感覚に陥る楽しさがありました。軍警ザクは、本来のザクよりもマッシブなところとスマートなところのメリハリがすごく効いたデザイン。個人的にはよりアスリートな体型に見えたのです。そんな私感もあり、「めっちゃいい筋肉してるパーツばかりだなぁ」とか思いながらパーツを組んだのでした。

最近のガンプラの説明書ではこのように「ボディはではこのランナー(プラモデルのパーツが収まっている枠)を使うよ」というのが表示されています。ボディのイラストの下に書かれている「A、B、F、G」がそれです。あらかじめ、このランナーだけ机の上に置いておけば、よりスピーディーに組み立てられるのです。こういう配慮、地味にありがたいですよね。

ひと枠にひとパーツだけ入っている「ザクの胸筋」。主張がすごいです。確かにジークアクス版ザクのデザインの中でも特徴的な部分です。このパーツが、「可動と組み味の楽しさ」の両方を僕達にもたらしてくれます。

胴体を組んでいくと、いきなり大きな空洞とご対面。こんなスカスカしていて大丈夫なのか!? と思います。このような空洞こそ、可動範囲を生み出すスペースとなります。前に向かって4本伸びているピンに、先ほどの胸部パーツを取り付けるのが想像できますね。

その胸部パーツと合体するのが、こちらの腹部パーツ。上部には特徴的な形をしているジョイントパーツ、下部には水瓶のような軸受パーツをセットします。上部のジョイントの先のボール部分が、胸部装甲と接続されます。

このように胸部装甲の内側にある「大きなボールジョイント受け」に腹部のボールジョイントを接続。この接続により、「胸部からの捻り」も可能となります。まさに人間と同じように、胸を中心とした動きもガンプラにもたらしているのです。筋肉のようなデザインのパーツがそれらしく動くことで、よりマッスルをビルドしている感覚に陥らせてくれるのです。

また腹部もシックスパックのようなメリハリのあるデザインとなっているので、胸筋と腹筋のマリアージュを楽しめます。そして胴体と合体です。

このように胴体内の大きなスペースの中でグリグリと動いて、上半身に豊な可動を演出してくれます。

最も特徴的な脚部。ザクの動力パイプを思わせるフレームのようなパーツが、太もも上面とモモ裏のハムストリングを繋ぐようなデザインとなっています。

このフレームの接続軸の形状が、これまでのザク系プラモの動力パイプに似ているのも個人的には嬉しい気持ちになりました。今まで作ってきたザクのプラモデルと接続する文脈を感じた瞬間でもあります。


ザク最大の筋肉とも言える太モモパーツ。こちらを取り付ける時には、先ほどのフレームを一旦ずらす必要があります。このひと手間が、なんだか特別なパーツを取り付ける前の儀式みたいで楽しいです。

特大筋肉をセットしたら、フレームでロック! カチッと気持ちよくハマる感覚が指から伝わってきます。このカチッという気持ちよさもガンプラの醍醐味。美しい太モモが爆誕します。


ハムストリングは対照的に、メカニカルなかっこよさを堪能できます。剥き出しのバーニア……ロマンですね。そして、バーニアパーツを取り付ける前に味わえるのが、ランナー上で美しく並ぶ「バーニアの列」。きれいなパーツが、ランナーに見事なレイアウトで配置されている……これもガンプラの美しさです。


見事な太モモから、引き締まったふくらはぎ。このメリハリが僕は大好き。プラモのパーツも、膨らませるところ、くびれさせるところの塩梅が素晴らしいです。

筋肉を思わせてくれるようなメリハリパーツのオンパレードを、1/144スケールというコレクションサイズに凝縮しているすごいガンプラ。これから緑色のザクやシャア専用ザクも発売となるので、色違いで同じような組み味を楽しめる機会がやってきますね! コレクションすれば、いつもと違うザクの景色が楽しめる。そう思うと、今からもう楽しみで仕方ありません。それでは〜。