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パレットに残った青が起こした奇跡。「コルセアが軍警ザクになった日」。

 コルセアを塗った梅皿がきっかけで、軍警ザクを塗ることになるなんて。パレットに残った塗料は、次の模型を呼び寄せる……。

 先日、「タミヤ 1/48スケール アメリカ海軍 ヴォート F4U-1A コルセア」を筆塗りしました。完成後に、筆塗り時にパレットとして使用した梅皿を見てみると、「あれ?? この色って軍警ザクとほぼ同じじゃね?」となり、ストックから組んだ状態の軍警ザクを引っ張り出してきました。

 すると、ビンゴ。ネイビーブルーやミディアムブルーを使えば、このまま軍警ザクもすぐに塗装できる! という嬉しいサプライズが、我が机上に舞い降りたのでした。こうなったら塗るっきゃない!! コルセアを塗ったパレットとザクを見比べながら、頭の中で色の配置をイメージしていきます。まさに色の記憶が残ったパレットとの対話であります。

 パッケージイラストがとても張り切っていてかっこいい! さらに、ピンクのエフェクトに照らされたブルーの雰囲気が良かったので、コルセアで使用したブルー(ミディアムブルー、ネイビーブルー、グラデーション用に混色するホワイト)に少量のピンクを加えて塗ってみました。

 コルセアで使用したパレットを洗い流すことなく、そのまま塗料を追加! コルセアの味を軍警ザクに引き継がせるのです!!

 パレットに残った色の記憶は、他の模型にも引き継がれる。プラモデルは、スケールモデルでもキャラクターモデルでも色の往来を楽しむことができる素敵な趣味です。「あの戦車の色、このモビルスーツにそっくり! あの車の色が美少女プラモの髪を塗るのにピッタリじゃん!」。そんな色の視野が広がってくると、塗装はさらに楽しくなってきます。今あなたが塗っている色も、もしかしたら他のプラモデルを輝かせてくれる色かもしれません。塗装後のパレットを見つめる時間は、そんなサプライズをあなたにもたらしてくれますよ。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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