「夜は黒」。単色塗りで魅せられる! 塗ればあなたも“黒の虜”に。

▲暁に映える漆黒の背中。惚れちまうぜ、アニキ!

 金や銀の他に、「黒1色」も多くの模型をカッコよくしてくれるんだと改めて実感!! 飛行機にある夜間戦闘機や夜間爆撃機と言った「黒1色」のオフィシャルカラーはやばいですね! 僕は今回のモスキートで初体験しました!! もうローリングストーンズばりに「黒く塗れ!」ばあなたの目の前にかっこいい模型が爆誕しちゃうんです!! 難しいこともなく超楽しい時間が続きます。飛行機を塗ってみたい!と思っているあなたにすんごくオススメです。

▲マットブラックのみの指示!こりゃオススメメニューなんで注文待ったなしだよ、アニキ!

 スケールモデルのお楽しみのひとつが、箱絵になっていないカラーリングの機体が箱の中に潜んでいること。他にどんな色のやつが作れるのかな〜と毎回塗装図をワクワクして見ています。モスキートの夜間戦闘機型もそのようなもののひとつでした。イギリス軍の迷彩は色々塗ったことあるけど「黒一色」はありませんでした。ちょいとやってみるか〜ってなったんですね。

▲黒の機体の文字は「赤」! 渋いぜ。これの理由を模型界のスーパーアニキが教えてくれたのを思い出しました

  今回塗る機体の「RS●B」というコードレターの文字、「赤い」ですね。黒に赤。実はこれも夜の闇で目立たないようにする仕組みが隠されています。この仕組みを教えてくれたのがマシーネンクリーガーを産んだ模型界のスーパーアニキ・横山宏氏でした。「赤は、夜本当に見えませんからね。だから黒に赤いマーキングするとカッコええよ」と。これ、プルキニェ現象といい人間の目は暗いところでは赤が見えにくくなるんだそうです。マシーネンの「A.F.S. ナイトストーカー」もまさにプルキニェ現象を活かしたカラーリングなんですね! 説得力がすごい!! こういうのをキャラクターモデルに落とし込んで塗るのもめっちゃ楽しいですね!

▲ウェーブの1/20 A.F.S. ナイトストーカーの完成見本は黒に近いグレーに、夜に認識しにくい赤が施されていますね! モスキートの夜間戦闘機型とナイトストーカーが1本の糸でつながりました
▲100円ショップのアイシャドウ筆で今回もポンポン塗りだぜ
▲銀をアイシャドウ筆でポンポン塗り!こちらの記事と同じ塗り方で黒を塗っています

 僕はタミヤのスケールモデルはタミヤアクリルでほとんど塗ります。説明書に指定されている色を他のメーカーだとどれになるんだろ〜って探すのがまじで苦手で、ダイレクトにさくっと塗りたいからです。とか言ってますが今回のモスキートはいきなりTS-6 マットブラック。これ缶スプレーなんですね。まぁ黒だしタミヤアクリル のフラットブラックを使います! フラットブラックは艶消しパワーが凄いので、クリヤーを少量加えるとしっとり滑らかになります。僕はクリヤーブルーを少し混ぜてアイシャドウ筆でポンポン塗りしました。タミヤアクリル は匂いもラッカーより少ない水性アクリル塗料なので、お部屋での塗装も快適ですよ。

▲クリヤーをたくさん入れると光沢になりますので、半光沢くらいになるように少量が良いです。フラットブラックは思っている以上に乾燥後ガサつくのでクリヤー塗料を加えるのが良いですよ

 青っぽい黒になるかな〜って思ってクリヤーブルーにしたのですが、あまりなりませんでした。黒はとても強い色ですね。でもツヤ感は調整できたのでOK! フラット特有のガサガサ感を抑えることに成功しています

▲青とブラウンを混ぜたエナメル塗料で軽くウォッシングして終了! 黒は1時間で塗り終わりました! 1色だから早い!! 楽しい!!

 筆でも缶スプレーでも、エアブラシでも! うりゃーって塗ればカッコよくなる「黒オンリー」のカラーリング。色数も少ないからとにかく早く塗り上がって、しかもゲキ渋なかっこよさを堪能できます。超楽しいですよ。

 少年時代、家にあるいろんなガンプラに黒のスプレーを吹いて満足してました。俺のザクは夜戦タイプだ!とか言って。そう、少年時代から誰に教わることでもなく夜での戦いは「黒」が強い!勝手に脳が判断してました。「見えないもんね〜」とか言って。僕たちは知らないうちに迷彩効果がDNAに刷り込まれているのかもしれません。

 妄想で零戦を真っ黒に塗って赤い日の丸をつけてIfの世界を楽しんでももちろんかっこいいと思います。黒に日の丸の赤……超カッコ良さそう! やってみよう。それでは、またね〜。

 

<a href="/author/fumiteshi/">フミテシ<br></a><a rel="noreferrer noopener" href="https://twitter.com/neofumiteshi" target="_blank">@neofumiteshi</a>
フミテシ
@neofumiteshi

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。