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この飛行機のすごさをよく知っているのは、ゲーマーかもしれない。「恐怖のガンシップ」、グレートウォールホビーより飛来!

 C-130のように見えて、横から2本棒のようなものが突き出ている……。頭のAはそう、Attackの意味。この機体は目標上空を左旋回しながら、その火力を叩き込み続けるという恐ろしいミッションをこなします。その独特の存在から、ゲームによく登場し、敵に回れば周りがドッカンドッカン、自分が使えば容赦なくドッカンドッカンの機体として圧倒的に記憶に残る機体となったのです。

 グレートウォールホビーはC-130Hという世界的な輸送機をプラモデル化しました。細かいバリエーションに対応するような分割などが内包された、新世代の航空機キットで、C-130H自体の歴史と変化を感じられる内容となっていました。

 これに続けて発売したのがAC-130Jという、頭にAがつく機体です。C-130は約70年、世界で約70カ国が使用するすごい輸送機でしたが、これはアメリカだけが使用する機体です。左側面を見ると、2本棒が突き出ています。これがこの機体の特徴で、30mmの機関砲と105mm砲の2つの強力な砲門を備えています。これは装甲車の機銃やひと世代前の戦車砲といったサイズ感で、旋回して飛びながら強力な砲を叩き込み続けるという恐ろしい機体となっています。

 2本の砲はちゃんと内部まで再現されています。C-130輸送機の大きな格納庫を活かして積み込んだ弾薬をガンガン装填して……。空中からの射撃と言うとヘリコプターのドアガンみたいなものを想像しますが、こちら高い状況把握能力に裏打ちされた精密な射撃ができる空中の狙撃手でもあります。

 デカールは大きいながら内容はシンプルで、何がすごいって配備機のナンバーが揃っているところ。いやこんな凶暴な機体をこんなに持っているんですか? 32とか37機とか調達するらしく、さらに増えるみたいですね……。機首含む全体の窓のクリアーパーツのマスキングシートがうれしい。

 組み立てはやはり近年のキットだけあって精度高く流し込み接着剤でばしばし固めていけるのですが、C-130のとき以上にバリエーションとしての穴あけが多くちょっとだけ大変です。説明書に直接チェックして、穴あけの漏れがないようにしましょう。

 後部のドアにも穴を大量にあけていて、なんでこんな開けるんだと思っていると、AGM-176グリフィンというミサイルの発射口でした。輸送機の搭載量を活かしてからに……。

 大きな穴をあける改造もありますが、ガイドを超えなければ怖いことは起きません。恐れず、ガンガン穴を開けていきましょう。

 完成すると、穴を開けたり改造したりといった部分の結果がアンテナや砲門となって表れてきます。さきにC-130を組んだだけあって、圧倒的にその機能が増えているというのがわかります。じつはAC-130とひとくちに言っても50年超えの機体で、このJ型は2017年から本格使用が開始された最も新しいタイプです。機材や武装にも色々変化があったんですね。

 ゲームに親しんだ身としては、このAC-130はいろんな意味で畏怖する機体。そのしっかりとしたモデルが、C-130のバリエーションとして手に入る……。個人的本命のAC-130がこうして完成!! グレートウォールホビーの仕事に拍手喝采なのでした。ぜひ皆さんも組んでくださいね!

けんたろうのプロフィール

けんたろう

各模型誌で笑顔を振りまくフォトジェニックライター。どんな模型もするする食べちゃうやんちゃなお兄さんで、工具&マテリアルにも詳しい。コメダ珈琲が大好き。

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