

機体内部色。これもプラモ世界ならではの色名で、名前だけだとマジで何色を言っているのかわからない塗料っす。でも機体内部色といえばこの「カラシ色」なんです。これはジンククロメートと呼ばれるクロム酸亜鉛の色で、第二次世界大戦のアメリカ陸・海軍の飛行機の内側に塗られていた防錆塗料なんですね。

飛行機模型を初めて塗った時、機体の内部はグレーなどではなく黄色や白、ターコイズグリーンなど様々な色が登場することに驚きました。

こちらはタミヤのコルセアの説明書。「フラットイエローとフラットグリーンを1:1で混ぜるのじゃ」と指示があります。水性ホビーカラーやMr.カラーではそのものが「機体内部色」という名前で発売されているので、こちらを使うとサクッと塗れます。しかしこのカラシみたいな色……確かにプラモの世界では機体内部色としかいえない絶妙な色です。「カラシ色」というラベルで販売しても、誰も買わないだろうし……。そういう意味では「機体内部色」という名前にして販売した最初の人のセンスは素晴らしいなぁ〜と思えてきます。日本機用の「コクピット色」とかも同じようなラインに乗る塗料ですね。

内側の色だから、SFメカやロボットといったキャラクターモデルの内側に塗っても楽しいです。「アメリカ軍の内部色にしようかな〜〜。日本らしい青竹色も面白いかも」なんて。まるでオーダースーツの裏地を選んでいるような楽しさです。チラリと見えるパーツの内側や裏側にそういうメッセージを込めて見ると、ただのグレー一色よりも違った表現ができると思います。

機体内部色。その名前に普通に接していましたが、なんとも偉大なネーミングですね。そして実際にメカの内側に塗ってみてもかっこいい。機体内部色という名前が導く内側の色の冒険は、僕の模型の色世界をもっと豊かにしてくれるでしょう。色名って面白いですね〜〜。それでは。