

以前組み立てたSWEETのP51を見ると、今ならもっと効率的に、あるいは丁寧に作れるのではないかという仮説が浮かぶ。なんだかんだでここの製品は色々と作たけども、現在なら別のアプローチでより簡単に仕上げられる気がするし、よりよい結果が当時よりも得られるという予感もある。
「筆塗りの入門」とされる記事に、最初にサーフェイサーをスプレーで吹く工程が含まれていることに対して不満を感じていた時期があった。しかし、実際に使ってみると色が均一に乗る点や作業時間の短縮といった利点が明確にある。机の上で完結すると思っていた模型製作が、ベランダや庭に移動したり、塗装ブースを用意したりと手間が増えるように感じたのが不満の正体だった。

実際にやってみると屋外でダンボールを使いながらスプレーを吹くことはさして大きな問題ではなく、むしろ得るものの方が大きかった。というか、やってみると「ああ、これくらいの大きさなら大丈夫か」と自分がどれくらいの大きさのプラモデルなら問題なくスプレーを吹けるのかがつかめる感じがある。そういった意味では手のひらサイズのSWEETの飛行機たちはどれも最初の一歩にうってつけな気もする。
その後の塗装工程では、メイク用のスポンジが有効だった。全体に程よいムラで塗料が乗る。最近使っていなかったMr.メタルカラーを使ってみたところ、筆では扱いにくく感じた塗料でも自然に仕上げることができた。準備や溶剤の扱いに煩わしさを感じていた塗料でも、スポンジを使うことで気軽に使えるようになると、次は筆塗りでも思ったように使えそうだと前向きな感覚を持てる。

細かなデカールを貼って行くのが大変かと思いきや、質がとってもいい。本当にこういう至れり尽くせりなところにSWEETの良さが詰まっているすら思う。おかげで一番難しそうなイエローのチェックのデカールも難なく貼れた。
ちょっと頑張ってみるとしっかり成功する面白さは次へ次へと手を進ませるのに心地よい刺激だと思った。完成まではあと少し。期待を裏切らない良さがあるので絶対オススメのプラモデルだ。