

どうってことのないマンションに住んでいるのだけど日当たりだけはとてもよく、朝カーテンを開けると気持ちの良い日差しが部屋に差し込む。「二酸化炭素濃度が高いな」とボーッとする頭で考えて窓を二つ開けると自然と風が抜けていき、新鮮な空気が部屋に入る。ここまでは心地の良い朝だ。
その後、部屋の掃除をしていると、インターホンが鳴って配達員の人が訪ねきたりしてドアを開けたりすると「ビュオーーーーン」という空気が抜ける音が聞こえ、数秒遅れて「ガシャン」「ガチャコン」「バコン」と音がしたときにはもう遅い。ドアを開けると同時に開け放たれた窓から勢いよく風が入り込み、窓際に飾ってあるプラモデルが次々と倒れて落ちてしまう。

そんな私の不注意に耐えられなかったプラモデルもあるが、今も無事に飾られているものもある。SWEETの1/144スケール 二式水上戦闘機はその一つで、すでに三年間は窓辺に飾っている。何度となく強風にさらされてきたが、倒れることはあっても壊れることはなく、長いあいだその姿を保ち続けている。作りやすさは組み立てているときに感じられるが、こういった丈夫さはしばらく飾ってみて初めて分かるものだなと実感している。
今回はP-51B/C 第15航空軍 マスタングを購入した。チェックの尾翼がかっこいいと思ったからだ。SWEETのプラモデルを久しぶりに作ってみると小さなプラモデルなのにプロペラを回転させようとする設計に感心する。それに、こんなに作りやすいプラモデルがあるのかというくらいに気持ちのいい作り心地と精密感が魅力だ。

ただ、今回改めて説明書を見てみると、塗装図のなんと美しいことか。正直これだけでも買ってよかったと思えるくらいに魅力的だ。カラーで整然と並ぶバリエーション機を眺めているだけで、これからどうやって完成まで持って行こうかと想像が膨らむ。プラモデルはパーツだけではなくて、こういった周辺のものがワクワクを駆り立てるものなんだと感じた。
完成後はすでに出来上がっている二式水上戦闘機のように、下から真鍮線を通し、台座に突き刺す予定だ。前回は単純な木材だったけど、もっと重いものを見つけられればペーパーウェイトにしたい。