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まさに入門!ハセガワ製 1:450スケールの艦船プラモの嬉しさ/海上自衛隊 ヘリコプター搭載護衛艦 ひゅうが

 「とにかく安くてデカくて凄い」という、松屋の牛めし大盛みたいな話を聞いてから俄然気になりだしたのがハセガワの1/450スケールの艦船プラモ。その中から『海上自衛隊 ヘリコプター搭載護衛艦 ひゅうが』をチョイスしたのは少し大きめの艦載機が楽しそうだから。
 そう、艦船プラモの艦載機や車両は数点のパーツを組むだけでそのものズバリな形になるのが面白いと思っているのだが、1/700だと「流石に小さすぎるだろ」と感じることもしばしば。車両になると米粒くらいの大きさしかないものも。それが1/450ともなると適度なサイズとなり、親子してブンドドが捗る捗る。

 このキットの目玉と思うのがMV−22オスプレイ。固定翼モードと垂直離着陸モードとそれぞれ任意で組み立てるのだが、2つあるので迷いも半減して良い。あと、25tクレーン車も小さいながら満足のディテールで嬉しい。

 模型全長438mm、模型全幅89mmという特大ボリュームを2分割で成立させている船体部。内部には桁となるパーツが4つ用意されており、しっかり位置決めされて分割部がズレることなく形になる。後は合わせ目に流し込み接着剤をさしていけばズン!と、剛性感あるデカブツを手にすることになる。10年ほど前のキットなのだがこの「特大パーツをピッチリ貼り合わせる工夫と精度」は、同社のクァドラン・ローなどの大型キャラクターモデルを新規設計する際にフィードバックされているのだろう……などと同社のプラモメーカーとしての軌跡に思いを馳せては勝手にムフムフできた。

 ハセガワには「入門向け」というカテゴリーがあり、「入門向け接着剤不要」と「入門向け接着剤必要」と分類され、さらに「本格入門モデル=接着剤必要」とあるのだが、なぜかこの1/450の艦船プラモだけが本格入門モデルとなっている。確かに主流の1/700と比べてパーツの大きさによるとっつきやすさは確かにあって、接着剤、ニッパーやピンセットの練習台として調子良いと思う。
 とくにこの『ひゅうが』は特にパーツが少ないので練習にはもってこいだ。ヘリ空母ゆえに飛行甲板1枚が上部面積の大半を占めるうえ、艦橋もステルス性を考慮した形状なのでパーツ構成もシンプル。ただ、そんな中でも「1/450だからこの階段を別パーツ化してディテールアップしっちゃっていいかな?」みたいなノリで、とんでもなく細かい階段パーツがあったのには思わず笑った。細かすぎるパーツは面倒だと諦めても良いとも思う。見えないし。付けたけど。

 「入門向け」という区分は模型に限らずどのジャンルにおいても扱いが難しい。何をもって”入門”とするのか? それに対して何を用意するのか? ただ、このキットにおける「とにかく安くてデカくて凄い」というカジュアル過ぎる印象はたいへん入門向けだと思えた。実際、組んでいてストレスに感じる工程はほぼ無かったし、まず箱を開けたらハイディテールな船体パーツがドーン!と出てきて親子して思わず笑ってしまったもの。それで充分だと思う。「なんかデカくて凄ぇ! そしてこのパーツ数ならやれそう!」みたいなノリで入門できちゃうと思う。
 さて、この1/450シリーズ、『あたご』もサラッと組めそうで楽しそう。そして『大和』と『信濃』はさらにデカさが凄そう。この価格帯で模型全長592mmという……。いつか奴らに会うのも楽しみだ。

ハセガワ(Hasegawa)
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