

休日の雨は子供達にとって憂鬱。公園にも行けない。そんな中、僕の部屋に来た息子が零戦のプラモを指差しながら言いました。
「この絵、かっこいい。僕でも作れる?」
「もちろん。全く問題ないぜ!」
外の雨とは対照的に、息子の言葉が僕の心を晴れやかにしてくれました! 楽しいプラモタイムの始まりだ!!


箱を開けるなりパーツが入った袋を猛スピードで取り出します。そして1枚の袋を開けると、主翼とお腹のパーツが1体になったパーツが現れました。
「おとうさん、これなら作れそう!」
大きなパーツは息子の背中を確実に押したのでした。

「透明なのかよ!」
僕たちにとっては当たり前のクリアーパーツ。窓を表現した細かな筋が刻まれた透明パーツというのは、息子にとって初めて手に取るものだったそうで、大興奮! 透明とかメッキとかのパーツはどの世代もワクワクするものなのだと、息子のリアクションが教えてくれました。

「椅子ができてる〜〜」。今そこにあるパーツがなんなのかわかると、さらに子供はプラモにのめり込んでいきます。精密よりも大事な感覚がこの椅子の中にあるのです。

「この飛行機に1人で乗るのか……。僕だったら怖いな〜〜」。椅子を貼った瞬間に、息子が放った言葉。確かに飛行機のような大きなものに、1人で乗るのは怖いよね。

そして胴体と翼を合わせる瞬間! 軸位置を無理やり確認するように、ガコガコとパーツ同士のせめぎ合いが始まります。自分も小さい頃、ガコガコやりながらパーツをはめたもんです。

「はまったよ〜〜」。無事破壊されることなくはまりました。えらい! 接着面に流し込み接着剤を流して無事に固定したのでした。

そしてプラモは知らない形や知識も与えてくれます。
「このヒトデみたいなのなに?」
「エンジンだよ」
「エンジン!?」
息子が零戦の栄二一型エンジンを知った瞬間です。これが機首の中に入っていることも知りました。パーツを見て、カットして、取り付けることで、どんどん零戦との距離が縮まっていきます。


「できたー! 飛行機は飛んでる姿がかっこいいから、足作らない!」
割り切りも素晴らしい! 高荷義之氏が描いた零戦の箱絵を見ながら、いろんな方向にブンドドして零戦を眺めていました。憂鬱な雨の日が、息子に飛行機プラモを届けてくれました。童友社の零戦プラモは、かっこいい箱絵と小学2年生でも楽しめる内容で、「全てが精密!」というキットとはまた違った楽しさ、プラモデルの入り口としての魅力が詰まっています。