花金だ!仕事帰りに買うプラモ。/名城プラモで今日はあなたがお殿様。「童友社 鶴ヶ城」

 こんにちは。徳川家康です。皆、青天を衝いているかね?

 今日はわしの自慢の息子・「徳川秀忠」のたった一度の浮気、ロマンスが歴史を創ってしまったお話じゃ。そして、そこにある模型が今回の主題「鶴ヶ城」である!

▲立派なお城でござるな、殿

 いつの時代も将軍の逢瀬には皆興味津々じゃ。江戸時代の家伝・系譜書を記した新井白石の「藩翰譜」(はんかんぷ)にも、秀忠のたった1回のロマンスが描かれておる。学者には敵わんな〜。

 秀忠の正室は淀君の妹の江(ごう)で、秀忠のそばに監視者を置くほどの徹底ぶり。じゃが、男と女の関係はそんな監視も潜り抜けることがあるのじゃよ。秀忠もよ〜やりおる。その浮気によって1人の男の子が生まれてしまう。こりゃ大変! その子を早速、信州・高遠へとやり、その城主・保科正光の養子にしたのじゃ。この子こそ、後に三代将軍「徳川家光」(秀忠の次男)を支えた会津松平家初代・保科正之じゃ。わし家康にとっては孫にあたるんじゃな。正之が会津という土地をもらい、子孫は松平姓を名乗るようになるのじゃ。

 御落胤である正之が作り上げた国が、最後まで徳川のそばにおってくれた。維新の血となってしまったが、江戸封建社会の傑作ともいえる「国」のシンボルは堂々とした城なのじゃ。模型で気軽に楽しんでいってくだされ。

▲時代の暴流に鶴は一度飛び去り、昭和40年9月にまたこの地に舞い戻る。福島県を代表する観光名所

 童友社の超定番シリーズ「JOY JOY コレクション」の1/460スケール「鶴ヶ城」。このシリーズの特徴は「天守閣」と「周囲の情景」をコンパクトにまとめた城郭モデルであること。各お城の美味しい部分を上手にピックアップしてまとめられています。

▲日本の文化を伝えるプラモは童友社にお任せあれ! 殿!!

 箱を開けると「和」でござる。童友社が販売している日本文化を模型化したものを見ることができるカタログが入ってました。これを読んでいると面白くてどんどん時間がすぎちゃいます。程々にしてプラモを作るのじゃ!

▲殿、土木事業はすでに終わらせておきましたぞ

 城郭模型の最大のパーツがこれ。もうできている情景パーツです。これを見ると本当にワクワクします。さぁ築城だ!

▲白壁をイメージした成型色。汚さず組みたいもんじゃ
▲瓦のランナーはまるで街のようですな。殿
▲殿!箱の中に青い紙切れが!? 違う!それはシールという物で堀の水になるのじゃ!大切な水を粗末に扱うでない! 減封!!
▲殿!? これは駿府からの茶でござるか? 芝じゃ
▲強力な速乾流し込みでしっかりと壁を貼るのじゃ。会津の冬は厳しいからの〜。隙間風は命に関わる!
▲殿! 我慢できずに天守台に乗せてしまいました!
▲屋根を貼りましょう。パーツの裏のバリを処理するで候
▲あっぱれ! 築城ですぞ、殿
▲堂々とした鉄門も城の魅力じゃ
▲殿、それでは会津の酒で一献! 

 2時間で名城を手に入れることができるJOYJOYコレクション。ちょっと古いキットはパーツのバリとかをとって組んでみてね。昨今の速乾流し込み接着剤が大活躍するから、ぜひ一緒にお手元に。昔、接着剤がうまく使えなくて城を組めなかった〜って人はこれさえあれば大丈夫です!(僕もその1人!!)。

 城を眺めながら飲む日本酒は格別。名城の場所に名酒あり。この時間はまさにあなたが「殿」!! 花金は日本文化で華やぐ時間もよいですね。今週末もあなたに素敵な模型時間が訪れますように。

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フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。