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そのプラモデル、「絶版のウワサ」で買いました?じゃあすぐ作り始めよう。

 自分の世代だとチョロQで人気のあった「実車をよく知らなくてもハンサムで貼り巡らされたロゴデザインもカッコイイ1台」として認識していたカルソニックスカイライン。「カルソニックブランドとの契約の終了で絶版になるんじゃないか」というウワサを目にして慌てて買ってしまったよね。

 絶版というフレーズで買っちゃうなんてミーハーだなぁ。車のプラモは大変そうだし押し入れの肥やししてしまいそう……。まぁ、いいんだけどね……いや良くないな。ちゃんと完成させたいな……。でも自分普段はガンプラばかりでカーモデル慣れていないし……、などとしり込みしてしまう。まぁ、自分も歳を重ねて、こういう時にどうしたらいいかをちょっと覚えたので紹介するよ。

 これを解決する手段はまったくもってひとつしかなくて、間髪入れずに「作り始める」ってコト。箱を開けるだけじゃなく、袋の封をとりあえず全部開けてすぐに袋を捨ててしまおう。プラモデルは袋を破くとリセールバリューがガツンと落ちる。これで後戻りできなくなりましたね?
 いや、こんなところで安心してはいけない。このホッチキス止めを破いた袋に詰めておくの「まだ新古品程度に扱える……売らずとも、知人とのトレードに使ったり、まだ引き返せるぜ」みたいな未練めいた逃げ道が残っている。俺は詳しいんだ。たくさん逃げてきたから……。実際この状態から手放したプラモもたくさんあるし……。とりあえずビニール袋は初手で捨てるといいよ。これでようやく湯船に腰までつかったくらいの気分になれる。

 「ここからはノンストップだぜ!」となるかというと、まだまだ自分は準備がいるよ。デカールやタイヤ、組み立て中の細かいプラ屑やホコリなんかから隔離したい部材をチャック袋に移し替える。1日じゃ作り切れなそうと思ったので作業毎に片付けができるようにしたいから。袋を開けて、別の袋に詰め替える。これは進んだうちに入るのか?とも思っちゃうかもしれないけれど、これをすることで部材の管理を自分のコントロール下においたというのが大事で、出し入れがスムーズになると「まとまった時間のとれるいつか」などというめったに来ない余暇を待たず、「今日は帰宅したら30分くらいいじるか」っていうのができるようになる。


 説明書を見て、工程ごとに部品をいくらか切り出して適当なカップにまとめちゃう。次からは広大なランナーから部品を探さず手元のカップの中から楽々任意の部品を取り出せる。片づけるときはカップごと箱に並べて仕舞っている。もちろんそんな仕舞い方だと箱に蓋をしていても、うっかり横にしちゃっただけで混ざっちゃう。でもそのくらいにしておくほうが変に傾いたプラモタワーのてっぺんに置いたりしなくなるし、存在を忘れてしまう前に完成させようという気が働く。自分の場合はね。

 休み前に明日はプラモが作れるぞ!と思っていても、呑んだり、明後日の用事の準備があったり、プラモより先にプラモを作る時間を作るのが難しかったりする。今回みたいに絶版になっちゃうかもしれないキットとか「せっかく滑り込みで買ったので落ち着いて向かい合いたい」って思っていても、そう思って買ったことすらヒトは簡単に忘れてしまう。だから「いつかちゃんとやりたい」の「いつか」をすぐ始めてしまう。いつでも再開できる片付け易さを担保する。そのまま組み立てるにしても改造するにしても、完成させるためのコツはこういう準備だったりするんだよな。続く!

HIROFUMIXのプロフィール

HIROFUMIX

1983年生まれ。プラモデルの企画開発/設計他周辺諸々を生業にしています。

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