最新記事やプラモデル情報を毎日お届け!
follow on Xをフォロー!

EXPO 2025 大阪・関西万博で「2025年なりのガンダムのリアルさ」を見た話。

 いよいよ開幕しました2025大阪・関西万博。開会前は賛否両論ある(時点で勝ちのような気もする)オフィシャルキャラクター「ミャクミャク」とか、工事が絶対間に合わないとか、前売り券の売れ行きが目標の半分だとかなんとか……。とにかく逆風がすごかったけど、仕事の関係で事前リハーサル(テストラン)にご招待いただいたので行ってきた。

 なんか絶妙に近未来感のある大阪メトロ夢洲駅を降り立ち地上に上がれば東ゲートはもう目の前。会期中はJR桜島駅などからシャトルバス、もあるが、今日はこちらのアクセスのみ。
 もちろん、入場したらまず真っ先にバンダイナムコパビリオンを目指す。ミリオタ/ガンオタ/模型オタ的に「万博行ってきました、ガンダム行きませんでした」ではお話にならないので当然である。会場シンボルの木組みのリングやら、落合陽一や河森正治プロデュースの「シグネチャーパビリオン」とやらも気になるけど……。

 予約時間になったらパビリオンに入館する。当時は中の体験は写真・動画の撮影禁止だったので詳細は書かないけど、ガンダム世界を映像で体験するっていう内容。いくつか部屋を移動しながら、クライマックスの映像ではザクやジム、ガンダム、ジオング(の背中にサイコミュハンドがたくさんついたやつ)が登場する。

 ガンダムシリーズが描いてきた「宇宙での暮らし」や「まだ実現していない科学技術」を、新たな未来の可能性として捉え、臨場感のある完全新規映像と、フェーズ0から7までのパビリオン空間を通して描き出します。
新たな「宇宙世紀」という設定の中で、大阪・夢洲の「スペースポート」から軌道エレベーターで宇宙ステーション「スタージャブロー」まで移動する体験をしていただきます……。
 とはいえ、モビルスーツの兵器としての側面にはほとんど触れられず、軌道エレベーターや軌道上のステーションで作業に従事するマシンとして描かれる(動きも含めて、「機動警察パトレイバー」を彷彿とさせる)。また、モビルスーツの時代感なども特に語られないまま混在しているので、おそらく宇宙世紀などのストーリー上の設定とは別世界観での物語として描かれているのだろう。そういうものとして、純粋に「あ、いまあそこにジェガンいたかっこいい!」みたいに楽しむのが良いと思う。別世界観なので、アニメ等のキャラクターもいっさい登場しない。というか、モビルスーツは自律操縦という設定だった(映像中で善良なザクたちがバンバン墜とされていくのでヒェエ……となったけどチラッと聞いた「自律操縦」を思い出してほっとした)。


 所要時間は30分強だったが、けっこう楽しめた。帰り道、昔富士急ハイランドにあったガンダム・ザ・ライドを思い出した。いま考えるとあれ結構よくできてた気がする。そんなに細かく覚えてないけど。そして終了後に待ち構える、膝立ちで胸から蒸気を吹き出すガンダム。横浜で動いていた実物大ガンダムの外装を移植したものらしい。やっぱり万博来たしガンダム見たしガンプラひとつも買わなきゃでしょ!……と物販を探したけど、本番前だからかこの日は見当たらず。

 後日別の店頭で見つけた映像登場仕様のエントリーグレード版は、中身もさることながら、万博の赤x青テーマカラーとガンダムが調和した秀逸なパッケージデザインだ。グラスフェザー装備というオプションパーツも別売りされている親切な商品設計。パッケージの底には英語表記でガンプラの楽しさを説明するリーフレットが入っていて、なるほど、万国博覧会。

 「いのちかがやく未来社会のデザイン」という万博のテーマと、戦争ものであり兵器であるガンダムをどうブリッジさせるんだろう?と若干意地悪な興味を持ちながら行ったけど、そこにあったのは並行世界で徹底的に擬人化されたキャラクターとしてのモビルスーツたち。喋るのも戦うのもパイロットではなく自律操縦型のモビルスーツと直接会話していた。実際に戦場では無人ドローンが飛び交い、日常でも自動運転やら生成AIやらを使って仕事や生活をしている我々にとっては、今日的な「リアル」ってこれなのかもな~と思いつつ、ガンプラ欲しさを埋め合わせるために会場から梅田の大丸(GUNDAM BASEが万博期間中オープンしている)へと向かったのであった。

ウォン・リーのプロフィール

ウォン・リー

突如生まれた第二子のためにプラモ作業台がマリーセレステ号状態にある1982年生まれ。ドイツ語を喋りながら走るHOゲージを持ってるのが自慢。カレーライスが好き。

関連記事