
エアブラシのハンドピースがいきなりマシンガンみたいに「ドドドドド」と脈打つようになって大ピンチ。これでも塗料は出てるのでプラモデルを塗れなくはないんですが、一定した塗膜を作れているのかどうか怪しいしなにより心がヤラれる。
そこで普段はめったにやらない分解清掃をして各パーツを目視で点検するのですが、正直どこも悪くない。ハンドピースは精密な機械ではあれど構造自体は結構シンプルなので、複雑な故障というのはなさそう。しかしどこが悪いのかわからなければ直しようがない。「こりゃ買い替えか?」と半分諦めていたら、ふりつく君から「ノズルシール塗ると直るかもしれません」とアドバイスが。なにそれ。持ってないし。シールなのに塗るってどういうこと。ノズルってのはこの、先端のめっちゃ細いジョウゴみたいなパーツでしょ。

ノズルシールというのはハンドピースの先端部にねじ込むノズルのネジ山にちょびっと塗ることで不要な空気の流れをせき止め、吹き出し口周りのエアフローを正常化するためのケミカルだそうで、検索したらいきなりタミヤの「エアーブラシ用クリーニングセット」がヒットして即購入。っていうかタミヤはマジで模型ライフにまつわるすべての商品を自社で流通させていて偉い。あとたかだかエアブラシのメンテ用具なのにデザインが行き届きすぎてて尊い。

台紙に「上級者向け」と書いてあるとおり、ハンドピースを全バラシする分解清掃はミスるとハンドピースそのものがオシャカになるのでメーカーは推奨していません。説明書をマジでちゃんと読みましょう。間違っても薄め液やツールクリーナーにハンドピースをドブ漬けしてはいけませんし、ニードルやノズルはこれ以上ないほど丁寧に扱うこと!

書いてあるとおりにハンドピースの各部を分解してブラシや筆でこびりついた塗料を除去。だいぶガビガビになっていたハンドピースが徐々にきれいになっていくのはとても嬉しく、そして付属しているブラシの太さやコシがちゃんと専用工具らしく働いてくれることを頼もしく思います。

そして今回のメインテーマであるノズルシールをノズルのネジ山に塗る工程。赤いペーストを爪楊枝の先にちょびーっと取ってネジ山にチョンと付けるだけ。3gあったら一生困らないので買ったほうが良いですよ安いし。

あとは分解と逆の手順でエアブラシを組み上げ、薄め液をカップに入れて試運転。うおー柔らかな風が吹くし繊細なミストがリニアに吐出されて気持ちいい。ときおり感じていた「ブバッ」と息をつく感じもなくなり、グリスアップしたボタンの感触も以前より明らかに良くなっています。
エアブラシ、掃除さえしてればちゃんと動作するものだと思っていたのですがミニ四駆と同じようにグリスをはじめとしたケミカルを切らさないようにすることがマジ大事……ということを学びました。実売1400円程度で高価なハンドピースが長生きするので、なんだか調子が悪いと思う前から日頃のメンテナンスをしましょう。みなさんも、ぜひ。