

あなたがピットロードのプラモデル「1/700 スカイウェーブシリーズ 海上自衛隊 潜水艦 SS-516 らいげい 2隻入」を組み終わったとき、上写真に並んでいる3隻の潜水艦の見え方が変わるかもしれない……。それがプラモデルパワー。

ピットロードは海上自衛隊の護衛艦だけでなく、潜水艦もよく立体化しています。海上自衛隊は毎年潜水艦を1隻就役させて1隻を退役させることで、常時22隻を運用+退役直前の2隻を練習潜水艦とする体制をとっていて、現在はたいげい型潜水艦が毎年就役しています。らいげいはなんとこの2025年3月に就役予定の最新型のキットなんです。中身は2隻ぶんのパーツが入っています。らいげいのほかにはくげいのデカールが入っているので、違うタイプを作ってもいいし、デカールを使わず就役中、今後の姿を作っても良いですね。成型色も黒なので、組み上げるだけでじゅうぶんに雰囲気を味わえます。

海上に出る上部。いい感じのスジ彫りが入っています。また先端側にぽこっと膨らみがあって、こちらはソナードームとなっています。

先端部分が分割されているので、いい感じに合わせ目が目立たないようになっています。最後部につくプロペラも1/700だと小さいパーツになるのですが、しっかりと形状が出ていて存在感あるパーツに仕上がっています。

ちっちゃな船体はダボでスナップします。ただ上部や後部の舵は接着しないと安定しないので、船体自体も流し込み接着剤で貼っていくほうが良いでしょう。

潜水艦のおしり、いくつかキットを組んで気づいたのが、この後ろの尾翼のような舵がX型になったのが新しい潜水艦の特徴なんです。冒頭の写真も、3隻のうち右端だけがX字の舵なのが水面からV字に出ているところからわかります。この違いが分かると、潜水艦を見たときにおしりが気になってきませんか……? 潜水艦を見る楽しみ方がまたひとつ増えますね。おしりをきっかけに、同じX字の舵のそうりゅう型を作って見たり、十字の舵のおやしお型潜水艦を作って見たりして、違いを楽しみながら潜水艦を楽しめます。

潜水艦はだいたい葉巻みたいなカタチをして、海上に突き出るセイルがあって……というのは、うろ覚えであっても描けるものでしょう。ていうか、「みんな同じじゃないですかー!」と言いたくなるのもまあわかります。しかしクルマも飛行機も、スマートフォンだって型がいっぱいあって、iPhoneも13か14か15かで全然違って、場合によっては間違えられると「チガウヨ!」って言いたくなるものです。

そういった人が知らない細かい違いを、私は知っている……。というのが面白いところであり、プラモデルはそれをよく教えてくれるんですね。らいげいのプラモデルは黒い成形色で組んだらもうそれは圧倒的に潜水艦です。サイズ感もちょうどいいので、机の端に飾るのも楽しいし、2隻あるので作り方を変えてもよいでしょう。作るのも簡単なのでお休みのあとのエクササイズにもピッタリですよ!