

最近は欲しかったガンプラに街の模型店でパッと会ってグッと買うのが楽しいからぱたです。そして熟成させると買ったときの高揚感がどうしても怪しくなるので、即座にハコを開けてビニール袋を破り、なるべく手間をかけずにガガッと組みたい。それを許してくれるのがガンプラの成形色……つまりプラスチックの色なんですよねわかりますか。
ダブルオーコマンドクアンタ・デザートタイプのプラスチックの色はもう両手放しのフリーフォール状態で絶叫しながら褒めまくっていいと思っていて、それがこのE1ランナーにあしらわれているなんとも言えないベージュ。ただ茶色に白を混ぜているのではなくてちょっとだけ緑に振った感じで、これはイスラエルの戦車なんかでよく見る「シナイグレー」という色にめっちゃ似ています。

んでもって、これと合わせるもうひとつの赤みがかったベージュなんですが、こっちは1942年以降のアフリカ戦線で戦っていたドイツ戦車に塗られていたライトブラウン(これはタミヤが2020年に発売した塗料で一躍モデラーに浸透し、「なるほどダークイエローじゃないのね」というショックを与えた色と言っていいでしょう)にクリソツなんですわ。
ガンダムに戦車的な黄土色を持ち込んで「デザートタイプでございます」ってのはそれこそMSV時代から定番の遊びなんだけど、そこにシナイグレーとかライトブラウンっていう「実在戦車の研究や模型の塗装法がアップデートされたからこそ浸透した色」を合流させて、ナウいガンダムにナウいカラーコーディネートをするっていうのがめちゃくちゃおもしろいと思ったんですね私は。

ところでこのダブルオーコマンドクアンタ、バリエーション展開の元キットであるダブルオークアンタのパーツの使いかたがこれまた面白い。色を変えて新規パーツを追加しただけじゃなくて、もともとダブルオークアンタに入っていたパーツを思いもよらぬところに流用しています。

いちばんびっくりしたのは本来クリアーグリーンだったCビットのビーム刃をグレーのプラスチックにして、尖ったほうをあえてライフルの中に隠してごっつい銃剣みたいにしてるところ。それから本来胸中央にあったはずのGNドライブのレンズが「そこ!?」みたいなところに移動してるところ。デザインしてる人、設計してる人が本当に楽しんでいるのが伝わってくるぜ……。

バチバチ組んでスミ入れして、つや消しクリアー吹いてから塗装剥げとか砂汚れとかを気の向くままに足していったら「うわ〜完成した〜!」と思えたのでやっぱりガンプラに最初から色がついているのは最高。そしてとってもナウいAFVカラーを引用したコマンドクアンタにはナウい砂漠系汚し塗料がめっちゃ似合う!みんなもnippperを「砂漠」とか「汚し」とかで検索して楽しんでくれ!ということでしばらく私はガンプラの色を褒めまくる気がします。そんじゃまた。