

モデラーズダンジョンという模型の展示会へ行って来た。プラモデルに限らずさまざまな立体作品がたくさん並んでいて、見ていてとても楽しかった。
面白いなーと思ったのは、写真を撮る人がけっこう多かったこと。僕も例にもれずカメラを持って撮影していたが「これは撮影してもいかんともしがたいものがあるな」と、妙に感動したのが極小サイズのジオラマだ。特にベテランの男性が作るボトルシップの中には極小のものがあり、本当にびっくりするくらい小さかった。ちょうど閑散としていたので、グッとしゃがんで目線を合わせて見たのもあって、忘れられない作品となった。

あの、小さなものを「うわー!」って思いながら見る時間を自宅でも味わいたい。自分でも何か作れるものはないかと思ったら、ピットロードの1/700 欧風建物というプラモデルがあった。四方の壁面と屋根といったシンプルな作りのプラモデルで、3種類の建物と電信柱を作れるランナーが3枚入っている。組立てに苦労するということはなく、ピシッとした家屋がすぐに出来上がる。
土台の木材を塗装して、ウェザリングペーストで地面を作り、鉄道模型用のミディアムプランツ フォレストグリーンで木を生やし、家を置く。5cmくらいの大きさで作ろうと思うと、どの作業もほんのちょっとずつやるだけなのであっという間に終わった。しかし、さまざまな要素が組み合わさるので、シンプルなものでも目を凝らしたくなるような見た目に仕上がってとても満足できた。離れたところに置いてあるとなんだかわからないけど、手元に持って来ると「家だ!」となる心の動きも心地よい。

建物のプラモデルを買って、ジオラマを作ろうと思ってからは、建物と樹木がどのように配置されているのかをよく観察したし、壁の色もたくさん見た。思ったよりもいろんな色をした建物があったし、植物はどこでもニョキニョキと生えている。会社を出てすぐの今まさに完成しようとしているマンションも植木を仕込んでいたりして、「現代でも建物と緑はセットなんだな」と気づくこともできた。
道具を買い揃えて、仕事終わりに数時間で完成したけども、作業に取り掛かるまでの街の景色の見え方はいつもと違っていて、簡単なものでも作ってよかったなと思った。