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ゴールデンウィークの街ブラでずっと欲しかった模型と出会った話/「おもちゃのとばり」と「ハセガワのハリケーン」

Italeri
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 大型連休中、お天気も良かったので小田急線の豪徳寺駅で降りて街ブラ散歩しました。かつて隣町の経堂に住んでいたこともあり、ここら辺は自分にとっても馴染みのある場所。最近の豪徳寺は、都内でも人気タウンのひとつとして今注目を集めています。そんな街にずっと変わらない景色で存在するのが「おもちゃのとばり」です。店構えから最高。当日はお孫さんにおもちゃをプレゼントしているご夫人なんかもいて、アットホームな空気が流れていました。

 実にいいおもちゃ屋さん。僕が育った「おもちゃのトダ」のようなラインナップと景色。新商品や昔からある商品が混然としている棚を見てグッとくるのでした。

 プラモコーナーを見ていると、吊るしトミカの後ろに僕がずっと欲しかったプラモがひっそりと置かれていました。「ハセガワ 1/48スケール ハリケーンMk.I」です。現在はなかなか再生産されずお店から姿を消していました。

 お店でこのパッケージを手にした時の感動を、絵の美しさがさらに膨らませてくれました。日光を浴びてハイキーな表情となっているハリケーン。迷彩の色味も飛び、排気管からの煤汚れまで白っぽく見える表現は、イラストならでは。こんなにもかっこいい箱絵のプラモデルが今ではなかなか手に入らないなんて! ちょっと悔しいですね。

 箱を開けてみると、バリエーション展開を考慮した分割や、コクピット周りの細部表現に目が行きました。

 ハリケーンはMk.IからMk.IIAシリーズに更新される時にエンジンが変更されます。それによって機首も約18cm延長されるので、形状が異なります。そのバリエーション展開を考慮して、胴体と機首がこのように分割されています。

 ハリケーンの特徴である鋼管フレーム羽布張り構造の胴体。こちらの雰囲気もとてもメリハリのあるモールドで表現されていて、模型的なかっこよさがありますね。さらにコクピット内のフレーム構造は細部まで再現されていて、パーツも細かいです。このコクピット内の小さなパーツが何なのかまで説明書で記載されていてので、作りながら内部パーツの名称を知ることができる仕様になっています。

 レジのご婦人に「ずっと欲しかったプラモデルなんです」と告げると、「昔よく飛行機模型をオーダーしてくれるお客様がいたんです。最近は見なくなっちゃったんだけどね」と教えてくれました。このハリケーンも、もしかしたらオーダーされてそのままになっていたものなのかも……と思うと余計に俺の手で完成させたくなってきたのでした。そして、お支払いはPayPayで済ませるという、今ならではの決済をして、お店を後にしたのでした。おしまい。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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