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エナジードリンクと車のプラモは中身の色に期待しちゃう/ハセガワのミニ クーパー スポーツパックリミテッド。

 モンスターエナジーパイプラインパンチにハマり、年がら年中飲んでいたことがある。パッションフルーツ、オレンジ、グァバをブレンドしたというフレッシュな甘みがクセになったのだ。特にグァバジュースっぽさがあるのが高ポイントで、大好きだけどもめったに飲めないグァバジュースの代わりに飲んでいた部分もある。

 グァバジュースのような甘みを持ったパイプラインパンチはいったいどんな色なのだろうとある日コップに注いでみたことがある。すると、グァバジュースの色……とまではいかないがしっかりとピンクっぽいオレンジ系の色をしていた。コップに開けるやつがいるかもしれないと考えたのか、自然とその色になったのかはわからないけど、味と色が一致しているのがなんだかうれしく感じた。

 メタリックオレンジのミニクーパーが箱に描かれたハセガワのミニクーパーは、箱を開けたらボディパーツなどがちゃんとオレンジだった。「こんな風にあって欲しい」と思ったイメージと中身が一致することのなんと嬉しいことか。「こんな風に」というのは買う側の勝手な期待だ。ただ、期待に応えてくれるのはとても嬉しい。

 配合する成分の色の成り行きで色が決まってくる部分もあるであろうモンスターエナジーと違うのは「どんなプラスチックの色にしようか」とメーカーが考えている点だ。白だって、グレーだってかまわない。ただ、オレンジ色の車が欲しくて、オレンジのミニクーパーを買ったんだ。オレンジ色の方が断然嬉しいじゃないか。

 オーバーフェンダーはバッチリとボディパーツにくっつくし、4つのフォグランプはしっかりと銀メッキ。どちらもつけて組み立てれば記憶の中の街を走っているミニよりも個性が強くなる。「こんなミニあったんだ」と思ったら、実際には600台の限定生産だったそう。そりゃ見たことないわな……なんて思いながら部屋に置いておくと、いつか誰かが「こんなミニあったっけ?」と言ってくれる日が来るかもしれない。

クリスチのプロフィール

クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。

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