

この光景が見たかった。ここまで来るのにいろいろあったけど、すべてが喜びに昇華される瞬間でした。グレーじゃないF-15を求めてプラモデルを探し、出会ったのが色とりどりのカラーに身を包んだ飛行教導群のF-15。航空自衛隊最精鋭として畏敬を集めるアグレッサー部隊でした。その実物が、ずらりと並んでいる……! そう、ここは石川県小松基地!!

私のなかでジェット機が盛り上がりを見せている2024年。そんな中で最も私をワクワクさせた「アグレッサーのF-15」(アグレッサーとは敵部隊をシミュレートする役割を持った専門の飛行隊のこと)の実物を見たくて、今年は石川県の小松基地に行くぞという決意をしました。9月23日に小松基地にて航空祭があるということで、一路金沢へ向かったのでした。新幹線のE7かがやきに乗るのもはじめてで、そのカラーリングもステキ……って、これF-15じゃないっすか! まさかのE7かがやきカラーのF-15がお出迎えしてくれました。

予定自体はずいぶん前に立てて、金沢自体の観光もするつもりだったのですが、まさかの天候に祟られて自分も翻弄され、能登半島も大変なことになり……となかなかハードなスタートになりました。さりとて、あのF-15に会いたい……という祈りが通じたか、なんとか航空祭自体は開催となり、同じようにブルーインパルスをはじめ、航空機に会いたい人たちがぎゅうぎゅうになりながら小松基地へと結集したのです。

また個人的にも初対面、F-35Aもいました。先日イタリアの船の上のF-35Bには会ったので、立て続けに35ファミリーを見る機会に恵まれました。しかもこの展示、後ろ側に回り込むこともできたんですよ。

なんだこのモコモコのお腹は……! ステルス機ってもっとスルっとしたデザインに思えるんですけど、かなり立体的です。エンジンノズルもちょっとだけフチが見えて質感を伝えてくれますね。

ここ、タミヤのプラモデルで触ったところだ……! プラモデルを触ったあとで見るF-35Aは格別。実機を見てからプラモデルを作るのもたのしいし、プラモデルを作ってから見るプラモデルも楽しいですね。それぞれ違った味を愉しむところがあります。

E7かがやきカラーの対になるような、紫がキレイなスペシャルマーキング。航空自衛隊70周年、古希の紫と桜、背中にはワシが描かれた本当にキレイなマーキング。プラモで欲しいぞ! 午前中にはこの機体が周回するフライパスもありました。

各種フライパスによる展示のあいだにも、本当に救援に向かったり、その仕事をこなした機体の帰還のような動きがあったりと、まさにここが空の前線であることを示していました。そういった大事な役目を優先するために、航空祭本来の予定を変更して、飛行時間を圧縮していたというのが参加者にも理解できます。

2024年の能登半島を忘れず、しっかり支援をしていこう。航空祭を思い出すとき同じように災害支援のことを思い出すように、参加者にもしっかりと刻み込まれたことでしょう。今回はほぼ弾丸ツアー的な参加でしたが、石川は能登半島を含めて魅力的な場所や工芸、食べ物が多数あります(それこそが石川県の持つ根源的な力であり、復興の力でもあります)。帰るときにはこの旅を覆っていた白い雲も晴れ、車窓には小松や金沢の美しい風景が広がっていました。素晴らしい石川、またお会いしましょう!