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攻殻機動隊 S.A.C.シリーズの世界観がギュッと凝縮された嬉しいプラモデル/コトブキヤ ジガバチAV リパッケージ版 レビュー

 このガンポッドまわりを組んでいて「やだー!説得力あるー」と盛り上がってしまったコトブキヤ『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG ジガバチAV』。SFアニメの醍醐味は「空想科学に説得されて納得する」であり、上手なウソに身を委ねたい欲がある。それを補完してくれるナイスなプラモを手にできればウレしさ倍増だ。蜂をモチーフにしたSF対戦車ヘリ、その特徴的な武装が稼働するうえ引込脚も表現されていてメーカーからの「どう?リアルでしょ!?」という自信に満ちた声が聞こえるようだった。

 このリパッケージ版はSFアニメの永遠のアイドル『タチコマ』がジガバチと同じく1/72スケールで再現されている。しかも3体も!劇中では思考戦車の天敵として描かれた対戦車ヘリと合わせて、攻殻機動隊 S.A.C.シリーズの世界観を詰め込んだバリュー盛り盛りな内容となっているのだ。同スケールの戦車プラモと比べるとタチコマのコンパクトさを実感できて楽しい。

 タチコマたちと伴走しての組み立て開始。キットはすべて接着剤いらずのスナップフィット。それでいてヒコーキ模型さながらの説得力のあるディティールが刻まれているのでSFへのリアル欲をしっかり満たしてくれる。そう、タチコマを先に組んでおけば「このランナーは興味深いな〜!はやく並列化しよ〜よ!」と、彼らのゴーストに耳をかたむけながら楽しめるのでナイスだ(幻聴)

 ローターブレードを手にするとジガバチAVの意外なデカさに気付く。劇中では近接する描写がなかったので余計に気になった。まぁ、ジガバチAVがデカいというかタチコマという思考戦車がそもそも小柄な設定なんだけどもね。ちなみにボンディックでお手軽にタチコマをくっつけて遊んだ。

 ジガバチAVを飛行モードで展示できるこの特製メカニカルベースがリッチな内容で大変満足した。「攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG」の公式ロゴが印刷されていて、これに乗せたら何でも「こいつも攻殻機動隊!」と言いはって遊べるし、アームがネジ止めなので堅牢さがあって良い。とにかくこのベースだけでもバリュー高くてウレしい。

 組み上げると予想外にローターブレードがグルングルン回るので思わずニッコリ。そして同スケールのタチコマが3体も並べれることが本当にウレしい。ジガバチAVを3箱買ったら公安9課を再現できてしまうな。これは……。

 SFアニメのモチーフをプラモデルとして読み取る姿勢はメーカー様々だけども、今回は「コトブキヤは上手だなー」となぜか関心してしまった。アニメ設定との整合性、リアルへのアプローチ、そしてトイ的なギミックなどバランス感が良かったからかな。これは同シリーズのタチコマや多脚戦車も気になるぞー!

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