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血行促進には入浴剤、消化促進には1/72スケール戦車プラモ!/ハセガワの米独主力戦車コンボ。

 プラモデルを入浴剤につける事になった経緯を。戦車の潜水渡河をプラモで模してみたくなり、洗面台を河川に見立てて水につけてみたら写真映えしないんですよ。水道水の川が透明すぎて浸かっているかが良くわからない。そこで入浴剤をいれて水に色をつけたわけです。で、このプラモデルはなんなのか。

 寒い。ただそれだけで「ダルい。シンドい」と調子悪くなる初老たち。原因はだいたい血行不良とにらみ、その都度ワイドスクワットして血液を強制循環させている私です。合わせて血行促進にマストなのが「お風呂」でしょう。最近のコンビニパトロールで注目しているのがこの入浴剤パック。1回使い切りで200円前後で手に取れる気軽さ。「今夜はどんな香りに包まれようかしら?」と俺の中の貴婦人が目覚め、お風呂につかるモチベーションがダンチになります。各種効能もあるでしょうが「今から長風呂をキメるぜ!」と高まるのでオススメ。いや、まだプラモデルの話になっていない。

 ハセガワの『M-1エイブラムス & レオパルト2 NATO主力戦車コンボ』のランナーを手にとると謎の筒が目についたんです。これはカニング・タワーと呼ばれる潜水渡河をする際の装備で、監視塔とシュノーケルの役割を担うそうです。「戦車 カニング・タワー」で画像検索すると主力戦車たちが川でバシャついているワンパクな姿を見れて微笑ましいです。ただこのキット、この装備を再現できることをアピールしていなくて謎。

 レオパルト2が活躍するヨーロッパの河川は広く深いので、水深4m超えの潜水能力を持つとか持たないとか。砲身にも防水キャップすれば戦車長が鎮座するカニング・タワーの天場ギリの水位までいけるということでしょうか? 何かにこの筒ぶつけてキューポラから外れたらと考えると怖すぎる! と、どうあれ潜水渡河という新たに知った概念をプラモで楽しめました。

 そもそも砲塔が絶壁カクカク時代のレオパルド2がつくりたいと手にしたこのNATOコンボ。1/72スケールというコンパクトさもあって30分もかからず組み上がります。履帯と転輪が一体パーツになっていたりであっという間に戦車になります。対してセットのM-1エイブラムスの方は履帯が分割パーツになっていて組みごたえありました。

 そう、このキットは組んだまんまだと水に浮いてしまいます。そこで何かしらのオモリを物色していたのですが鉄のバランスウェイトというバッチリなものを発見。自動車とかのホイールに貼るオモリで、強力な両面テープ付きでサッと貼れます。今回はプラモを水に沈めるという特殊な目的でしたが、自動車や戦車のプラモに持ちごたえを与えたり、ヒコーキ模型の機首に貼ってバランスをとったりと使い勝手のよいアイテムだな。

 なんとなく砲塔をザクにのせてみました。はい、出来心です。1/72スケールというコンパクトさなのでどちらもNATOカラーに塗装してゴールしようかと考えています。今までは1/72戦車は「なんか小さすぎでは」と嫌煙していたのですが、組んだり塗ったりする気になれるカジュアルさはストロングポイントですね。それでいて本物が凝縮されたシャッキリなディティールでしっかり満足できる。年末年始の暴飲暴食で胃もたれぎみの自分にはジャストな胃腸薬的プラモだったなー。

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ダテツヨシ

「つくる」をテーマに、世間話をしています。

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